2022年07月05日

toujyouka016.jpg 反同性愛冊子・メディア報道はあった

7月2日エントリの続き。

神道政治連盟の集会で、参加した
自民党議員たちに同性愛差別の冊子が
配布されたことは、大手メディアでも
取り上げるところがありました。

6月30日にTBSテレビが報道しています。

「「神道政治連盟」の会合で“同性愛は依存症”などと記した冊子配布 当事者反発」

 


全国各地の神社を傘下におさめる
神社本庁の関連団体「神道政治連盟」の
国会議員などの会合で、「同性愛は依存症」などと
記した冊子が配布されていたことが分かり、
性的マイノリティの当事者が反発しています。

JNNが入手した冊子。そこには、こう記されています。
「同性愛は先天的なものではなく
後天的な精神の障害、または依存症です」
「同性愛からの回復治療の効果が期待できる」

報道があったこと、そこで「神道政治連盟」の
名前が出ていることは、いちおう評価する
ところなのだろうと思います。


通常なら、こんな集会のことなど、
大手メディアはどこも報道しないです。
情報はもっぱらツイッターなど
ネットからの入手になります。

報道したとしても「神道政治連盟」の
名前を出すことはないでしょう。
「とある宗教系団体」のような
書きかたをして、名前の明記を
しないことがほとんどです。

神道政治連盟が自民党の支持基盤で
あることや、同連盟の国会議員懇談会に
自民党議員の多くが参加していることは、
報道では触れていないです。

報道をずっと聴いていると、この集会に
自民党の議員が参加していることが
わかるようにはなっています。

連盟側は冊子を配布した理由を
「性的マイノリティ=LGBTについて多様な意見が
あることへの理解を深めてもらうため」と説明。
出席した自民党議員によれば、司会の議員が
「読んで欲しい」と呼びかけたということです。
LGBTの当事者で一般社団法人Fairの
松岡宗嗣・代表理事は冊子の内容について、
「同性愛は治療しなければいけない
という悪意がある」などと批判。
「こういった悪質な意見が与党の中で
広められてしまった。さらに差別意識が
広がる恐れがある」と訴えています。


もっと言えば、JNNはよくこんな冊子を
手に入れられたと思います。
それだけでもすごいと思います。

自民党の支持基盤の宗教団体の
集会で配布する資料なんて、
基本的に「内部向け」です。
外部に出るなんてなかなかないと思います。

posted by たんぽぽ at 20:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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