読売新聞のボートマッチのうち、
財政政策、消費税、大学無償化について
各党のスタンスを見ていきます。
「読売新聞ボートマッチ-VOTE MATCH-参院選2022」
財政政策に関しては、多くの政党が
「財政出動」を主張しています。
この期におよんで財政再建を
主張する政党はないもののようです。
かつての民主党、民進党は
財政再建の論調が強かったのですが、
立憲民主、国民民主ともに
「どちらかと言えば財政出動に
近い」を選んでいます。
れいわは堂々の「財政出動」です。
結党のころから財政出動を
主張していて、ほかの野党と差が
あっただけのことはあります。
共産党と社民党が「どちらとも言えない」と
答えていて煮え切らないのが
いささか気になるところです。
消費税はすべての野党が
「引き下げ」を主張しています。
野党で「引き上げ」を主張するところは
やはりないようです。
れいわだけは消費税の「廃止」を
主張していて、ここでも他党と一線を
画して、堂々としたものと感じます。
れいわは結党のころから消費税の廃止を
主張していただけのことはあります。
本来なら消費税は「廃止」と主張して
しかるべきであり、「引き下げ」では
まだまだ手ぬるいのかもしれないです。
自民、公明の与党2党だけは
消費税は「いまのままでよい」です。
実は引き上げたいのかもしれないですが、
さすがにそれは言えない、
ということかもしれないです。
大学の無償化は多くの政党が「賛成」です。
公明、国民民主は「どちらかといえば賛成」で
ややトーンダウンしていますが、
それでも「賛成」側ではあります。
自民党だけは「どちらとも言えない」で
お茶を濁した回答をしています。
自民党は「自助」の精神を謳って、
大学の授業料を高い状態に
し続けてきた張本人です。
いまでも大学の無償化に抵抗する
議員は多いのだろうと思います。
「教育の機会不平等・原因と結果」