きのう7月10日に投開票の
参院選の結果を見ていきます。
「参議院議員通常選挙(2022年7月10日・第26回)」
立憲民主党は今回の獲得議席は17です。
非改選の22と合わせて39議席です。
改選前の45から6議席減らしています。
わたしが予想した通り、立憲民主党は
議席を減らすことになりました。
「第26回参議院選挙公示・期待はできない」
2019年の参院選では、立憲民主党の
獲得議席は17だったので、今回の2022年では
同じ議席数を獲得はできたのでした。
今回は、前回2019年の獲得議席も下回ると
思ったので、これはしばし意外でした。
改選と非改選を合わせて45議席は、
依然として立憲民主党は野党第一党であり、
国政第二党であり続けています。
最低限の面目は保ったと
言えるかもしれないです。
今回の参院選で、立憲民主党は
大敗して解党する可能性もあると、
わたしは思っていました。
さすがに解党の事態はまぬがれた
議席数だと思います。
32ある1人区は、立憲民主党だけでなく
すべての野党系候補者を合わせても、
4議席獲得にとどまりました。
2019年と2016年で競り勝った選挙区も、
あちこちで競り負けが目立っています。
2016年は11議席、2019年は10議席ですから、
大幅に減少したことになります。
今回2022年は野党共闘する選挙区を
3分の1程度に減らしたのでした。
その効果が現れたと思います。
比例区は立憲民主党は7議席獲得で、
前回2019年の8議席からひとつ減っています。
比例の議席数は党勢を反映しますから、
立憲民主党はやはり党勢が伸び悩んでいると
言わざるをえないです。
維新の比例の獲得議席は8です。
立憲民主党は維新より比例の議席が
少なかったことになります。
なぜ立憲民主党は、2022年の参院選で
かくも負けたのかという問題があります。
立憲民主党の関係者たちが、
この敗北を「提案型野党」と
「野党共闘否定」の失敗だと考えるか
どうかが問題だと思います。
代表の泉健太が、今回の選挙結果を受けて
辞任するか、という問題もあります。
敗北の責任をとって辞任してほしいと、
わたしなら思うところです。
本人やその周辺は、これくらいの敗北なら
辞任はしないと言うかもしれないです。
微妙な負け幅だと思います。
一般の有権者に共産党に対する
アレルギーはほとんどないと思います。
今回の参院選も、共産党との共闘のせいで
立憲民主党が票を減らした
という事実はないようです。
なので、共産党との共闘が敗因だと
考えると、立憲民主党は
ますます迷走すると思います。
共産党にアレルギーがあるのは、
連合のような支持層や、ある程度以上
政治に詳しい人だと思います。
共産党との共闘を考え直す必要が
あるとしたら、それは連合からの支持を
確保するための対策になると思います。