2022年07月12日

toujyouka016.jpg 2022年参院選・立憲民主党の比例の後退

7月11日エントリの続き。

7月10日の参院選ですが、
立憲民主党の比例代表の結果を
もう少しくわしく見ていきます。

「参議院議員通常選挙(2022年7月10日・第26回)」

「参院選2022 比例区 の開票結果」

 
立憲民主党の比例の獲得議席は7です。
前回2019年の参院選では
8議席獲得
ですから、1議席減っています。

今回2022年の維新の獲得議席が8です。
立憲民主党は野党で比例第1党を
維新に明けわたすことになりました。




比例代表の結果は、党勢をよく反映します。
とくに参議院選の比例は全国1区なので、
政党の信任投票に近くなります。

今回2022年の立憲民主党の
比例の得票数は677万票でした。
2019年は792万票なので、
115万票も減らしていることになります。

「比例代表 党派別得票・獲得議席(2022)」
「比例代表 党派別得票・獲得議席(2019)」

比例の得票率で見ると、2022年の
立憲民主党は12.8%ですが、
2019年の参院選のときは15.8%です。
3ポイントの減少は大きいと思います。

3年前とくらべても、立憲民主党の
党勢の後退はいなめないです。



>個別の候補者

辻元清美は堂々の1位で当選です。
当選おめでとうございます。
2021年の衆院選の落選の雪辱を
果たしたと言えるでしょうか。

辻元清美の個人票は42.9万票です。
やはり全国的に支持がある
ということであり、比例の候補者にした
戦略は妥当だったと言えます。


有田芳生は10位で落選です。
個人票は4.7万票にとどまりました。

有田芳生はご存知のように
ヘイトスピーチの問題などに
熱心に取り組んでいる人です。
議席を失なったことは、
手痛いダメージになりそうです。

posted by たんぽぽ at 23:32 | Comment(1) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
拍手コメントありがとうございます。

立憲民主党の比例の得票が少ないのは、
かつての民主党、民進党より党の規模が
小さくなったことに加えて、
結党のころ熱心に支持した
リベラル層が離れたからだと思います。


立憲民主党が支持を回復するには、
結党のころのスタンスに立ち返って、
リベラル層から票をとることを
考えることだと思います。

国民民主党や維新に票を取られる
なんて思って、保守層の支持を得なければ
ならないなんて考えると、リベラル層の
支持が離れて、かえって立憲民主党は
支持を失なうと思います。
Posted by たんぽぽ at 2022年07月18日 14:54
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