平成の初期に「政治の力」が働いて、
統一教会が警察から摘発されなくなりました。
かくして統一教会は大手メディアでも
取り上げられることがなく、
「空白の30年」となったのでした。
#有田芳生さん「空白の30年間でメディアも報道しない、もちろん社会問題にもならない中で、統一教会は日本社会で活動してきたし、全く監視の目が届かない状況のもとで、国会議員の人たちにも浸透していってるのが今現実なんです。」
— TOMO-NI (@TOxMOxNIx67) July 18, 2022
社会全体で空白の30年間に終止符を。#統一教会#モーニングショー pic.twitter.com/A4KYABNiBb
この「空白の30年」は、平成時代の
歴史的失策である「失なわれた30年」と
時期がほとんど重なります。
「失なわれた30年・保守と自民党の責任」
「「失なわれた30年」を批判する」
じつは「失なわれた30年」は、
統一教会批判が黙殺された「空白の30年」も、
大きな原因のひとつだと思います。
平成の初期は、合同結婚式や霊感商法が
メディアでさかんに批判され、
統一教会は苦境に立たされていました。
いかにしてこの苦境を打開するかを、
統一教会は模索することになります。
統一教会は因襲・反動的な家族・
ジェンダー観を標榜することで、
自民党や保守派に接近することになります。
平成の初期はバブル崩壊の時期で、
自民党は急進力を失ないつつありました。
それゆえ自民党は強力な
支持基盤を必要としていました。
自民党は統一教会に接近することになります。
宗教団体は組織力があって大人数を
動員できるので、選挙のサポートなど
支持基盤として強力だからです。
こうして、社会から批判される中で
強力な後ろ盾が欲しい統一教会と、
バブル崩壊の中で強力な支持基盤がほしい
自民党とで利害が一致することになります。
統一教会と自民党は、因襲・反動的な
家族・ジェンダー観を共有することで、
イデオロギー的に結びつくことになります。
かくして平成時代の自民党はかたくなに
因襲・反動的な家族・ジェンダー政策を
標榜することになります。
「失なわれた30年」をもたらしている
最大の要因は出生率・出生数の低下、
すなわち「子どもの人口崩壊」だと思います。
「平成の歴史的失策・子どもの人口崩壊」
「少子化を避ける道をなくした」
子どもの人口崩壊から脱出する
効果的な家族・人口政策は、統一教会と
自民党が標榜する家族・ジェンダー観と
まっこうから対立します。
その因襲・反動的な家族・ジェンダー
イデオロギーを、統一教会との
連携のために自民党が推進するので
効果的な家族・人口政策はろくに
なされないことになります。
統一教会が社会から隠れて
自民党の支持基盤となり続けている
「空白の30年」のあいだ、因襲・反動的な
家族・ジェンダー政策が続くことになり、
「失なわれた30年」にいたるわけです。
30年の時間は長い。その間、日本はじくじくと内部から腐ってきたわけだけど。
— Plum / プラム@男女共同参画局推し (@plumyogamat) July 18, 2022
あの時代を知っているか否かで、今回の政治腐敗に感じる恐怖の度合いが違うのでは。
若い人たちはもう地下鉄サリン事件も知らないからね。
有田芳生参議院議員の語る「空白の30年間」は、「選択的夫婦別姓」が進まない期間でもあった。90年代に一度は法制審議会の政府案まで出来たのに、ロビー活動が繰り返されて「自民党」は反対派によって歩めないという歴史を繰り返してきた。その政治的影響力を可視化し、政策の歪みを正すチャンスだ。
— 保坂展人 (@hosakanobuto) July 21, 2022