宗教団体が主催する集会に参加すると、
結構気をよくするという指摘があります。
8月12日エントリでご紹介の宗教団体が
保守派の差別的言論を増幅するという、
一連のツイートで触れられています。
「宗教団体が増幅する保守・右派の主張」
保守派議員や言論人は差別的な団体やメディアにもよく登場する。要は、統一教会系や差別団体・メディアであってもアピールの場として、運動の担い手としてなどメリットがあれば躊躇がないし、むしろホームのムードに気をよくしているようだ。批判されてもネトウヨらの加勢もありダメージになりにくい。
— Masanobu Usami (@usamimn) August 8, 2022
「保守系」議員は、差別的団体や
メディアに登場すると「ホームのムードに
気をよくしているようだ」と言っています。
「差別的な団体やメディア」とは、
おもに因襲・反動的な家族観を
標榜するジェンダー差別的な
団体、メディアのことでしょう。
わたしが想像するに、「保守派」の議員も、
みずからが家族やジェンダーに関して
差別的な考えを持っているのだと思います。
近年は、そうしたジェンダー差別に対して
批判がまがりなりにも強まっています。
それゆえ「保守派」の議員は、
自分の差別思想に自信がなくなって
いるのかもしれないです。
そのような「保守派」の議員が
宗教団体の集会へ参加すると、
自分と同じジェンダー差別的な思想が、
しかと主張されているところに触れられます。
それでくだんの保守派の議員は、
「ここでは自分の思想が受け入れられる」と
自信を取り戻すのでしょう。
それで差別的な集会に参加すると、
気をよくするというわけです。
選択的夫婦別姓の問題でも、
「保守派」の議員は、内心では賛成だが、
支持基盤の宗教団体の意向があるので
やむをえず反対している、という
イメージがあると思います。
このイメージ通りの「保守派」の議員も
いることはいるのだろうと思います。
自身が選択的夫婦別姓に反対したいと
思っていて、支持基盤の宗教団体に
支えられて反対することに
自信を持つ「保守派」の議員もいる、
ということだと思います。
もともとジェンダー差別的な思想を
持っていて、宗教団体に支えられて
自信をもつ「保守派」の議員のほうが、
多いかもしれないです。
このような「保守派」の議員は、
統一教会などの宗教団体から、
選挙や秘書、献金などの支援だけでなく、
精神的、心理的にも支援を
受けていることになります。
まさに宗教が「心の支え」ということです。