2022年10月07日

toujyouka016.jpg 政権支持率と自民党支持率の推移

10月1日エントリでご紹介した、
三春充希氏の記事には、いくつか
興味をひく指摘があります。

「国葬をめぐって突き付けられたこの世論をあなたがたはどうするのか」

ここで見てみたいのは、ふたつめの
世論調査の記事にある、政権支持率と
自民党支持率の推移です。

 


岸田政権の支持率は、7月10日の
参院選以降、急速に減少を続けています。



各社調査の平均が計算されている
9月なかばの最後の数値は、
政権支持率が43%、自民党支持率が34%です。
差は9ポイントとなっています。

参院選直後の7月の中ごろは
政権支持率は自民党支持率より
15ポイント程度差がありました。
2ヶ月のあいだで差はどんどん
縮まっているということです。


これは無党派と野党支持層は
政権支持からだいぶ離れた
ということだと考えられます。
岸田政権支持層で残っているのは、
自民党支持層プラスアルファ程度に
なっていると思われます。

無党派と野党支持層の多くが
政権支持から離れたのは、
コロナ対策、物価高・円安に加えて、
安倍晋三の国葬と統一教会問題が
追い討ちをかけたものと思います。

無党派や野党支持層は、もともと
自民党に批判的な人も多いです。
その自民党が統一教会と癒着していれば
自民党はとんでもないと考えて、
簡単に政権支持から離れて
いくことができるのでしょう。


今後も自民党・岸田政権が、無党派と
野党支持層から見放された状態が
続くのか、という問題があります。

これはとくに統一教会問題で
自民党をどの程度追及するかに、
かかってくると思います。
いましばらくは(あまり期待をせずに)
様子を見るしかなさそうです。


自民党支持率は7月の参院選からの
2ヶ月のあいだで、ほとんど横ばいです。
支持率の減少はほぼ見られないです。

よってコロナ、物価高・円安、国葬に
統一教会問題をもってしても、
自民党支持者はほとんど自民党支持から
離れていないことになります。

統一教会と政党が癒着している
というのは、多分にとんでもないことです。
それでも自民党から支持が離れるには
いたらないことのようです。


彼ら自民党支持者たちは、
統一教会と自民党が癒着したところで、
たいしたことではないから気にするなと、
思っているのでしょうか?

それとも野党が政権を取るくらいなら
統一教会のほうがまだましと、
思っているのでしょうか?

「統一教会と癒着・それでも野党よりまし?」

あるいは統一教会との癒着は
とても深刻だが、自民党はいずれ関係を
断つだろうから問題ないと
思っているのでしょうか?

(じつは統一教会が自民党を
選挙で支えていることがわかったので、
自民党が統一教会と関係を持つことの
容認や評価をするようになった?)


今後、自民党支持率が下がり出すことは
あるのか?という問題が出てきます。
こちらもしばらくは期待をせずに、
様子を見るしかないでしょう。

posted by たんぽぽ at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 政権支持率と自民党支持率の推移 web拍手
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック