戸倉多香子苦戦？

参院選の結果予想が、新聞社からも出てきています。
少し前の予想をさらに上回わって、民主が躍進しそうで、
自民、公明は負けが込みそうで、これが当たればすごいことになります。
「自公、過半数割れも　１人区で自民不振　参院選情勢調査」
「参院選情勢調査：与党、過半数厳しく　自民は１人区で苦戦」

ところが、そんな中にあっても、安倍首相のおひざもと山口選挙区は、
依然として自民党の候補、林芳正氏が「優位」と予想されています。
（「優勢」は差が大、「優位」は差が中、「リード」「先行」は差が小で、
「競り合い」は、差がほとんどゼロ。）

　
林芳正氏というのは、やはり相当のつわもののようです。
「消えた年金」など、党中央の逆風をよそに、支持基盤はよくまとまっていて、
自民党支持の大部分と、公明党支持層にもかなりの支持を広げています。
「〈序盤の情勢〉中国・四国」（朝日）
「選挙区情報　山口　３選目指す林リード」（読売）
「中盤の情勢　毎日新聞総合調査から（その１）」（毎日）

相対する戸倉多香子氏ですが、民主党支持の大部分を押さえ、
社民党支持にも浸透しているので、こちらも支持層を、
よくまとめていて、集票力はかなりあると言えるでしょう。
しかし、林氏の基盤の厚さには、いま一歩およばないみたいです。

無党派は、戸倉氏と林氏とで、同じくらい押さえられているみたいです。
とくらさんは、地盤である県東部では、すこし先行しているのですが、
安倍と林の地元下関をはじめ、県西部では伸び悩んでいるようで、
当初から気がかりだった、知名度の不足のためとされています。

全国的に伸びている、期日前投票は、山口選挙区も伸びています。
伸び率は、県東部の下松市と周南市が1位と2位、
県西部の長門市が3位なので、これらはおそらく、
とくら、林の両支持者が、それぞれがんばっているのでしょう。
「期日前投票が好調　前回同時期より１ポイント増」


とくらさんご本人は、新聞の調査をよそに、ご自分で選挙区を
回られた実感などから、かならず勝てそうとおっしゃっています。
他人のウェブログのコメント欄に、ちょこっと書いただけなのですが、
生の声ということで、あちこちに伝わっています。

実際、とくらさんの追い上げも、すごいというお話です。
それもあってか、民主党幹部の、渡部恒三氏と菅直人氏が、
下関氏と山口市に入って、てこ入れするなど、逆転を狙っています。
「菅・民主党代表代行ら、新人てこ入れ」

こちらのエントリも、ご参考までに、ご紹介しておきます。
とくらさん関係の記事が、ずらりとリンクされていますよ。
（わたしの、つたないウェブログもあります。
リンクとトラックバック、どうもありがとうございます。）
http://exodus.exblog.jp/6142127

前回と前々回の得票や、林のプロフィールは、わたしの拙ブログもどうぞ。
http://taraxacum.seesaa.net/article/43609123.html