2022年11月03日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓・カルトの標的

統一教会その他の宗教団体と、
右派、保守派が家族イデオロギーを
軸にして結びつくことについての
インタビュー記事があります。

9月27日の朝日新聞なので、だいぶ前に
なりますが、ぜひ見ておきたいと思います。

「夫婦別姓や性教育を攻撃したのは誰か 激化したバックラッシュの実態」
(はてなブックマーク)
「ジェンダー政策への反動 家族樹脂の思想に共鳴して集う右派 旧統一教会以外も」(全文)

 
電子版の見出しには「夫婦別姓や性教育を
攻撃したのは誰か」とあります。
選択的夫婦別姓について言及している
くだりがあるので、見ておきます。

「以前、『なぜ夫婦別姓反対に
力を入れるのか』と聞いたら、
『分かりやすいから』と話していました。
『子どもをどちらの名字で呼んだら
いいか分からなくなる』などと、
アピールしやすかったのだそうです。

夫婦別姓や性教育を攻撃したのは誰か 激化したバックラッシュの実態:朝日新聞デジタル

「以前、『なぜ夫婦別姓反対に力を入れるのか』と聞いたら、『分かりやすいから』と話していました。『子どもをどちらの名字で呼んだらいいか分からなくなる』などと、アピールしやすかったのだそうです」

2022/09/27 13:36


統一教会などの宗教団体が、
選択的夫婦別姓を主要ターゲットにするのは
「わかりやすいから」だそうです。

婚姻したときの名字という問題は、
わかりやすいのはたしかだと思います。
おかげでカルト教団に利用される
事態になったということです。

選択的夫婦別姓はとんだ
とばっちりを受けたとも言えます。
この点に関しては「運が悪かった」
ということになるのでしょう。


それでも選択的夫婦別姓が、
単に「わかりやすい」というだけでは、
カルトが利用する材料になるには、
ふじゅうぶんではないかと思います。

そこには選択的夫婦別姓に反対したい
という世論(保守、右派)の劣情が
あるということだと思います。

具体的には「妻が旧姓に戻すと困る」
「相手の女性に改姓させて、
自分の苗字で夫婦同姓がいい」という
男性の劣情だと思います。

「妻が旧姓に戻すと困る・安倍晋三の発言」
「「妻が旧姓に戻す」発言・安倍晋三以前」

このように、理屈で正当化できない
強い劣情があるからこそ、
カルトが「救い」の手を差し伸べる
余地があるということだと思います。


選択的夫婦別姓がカルトにとって
喧伝しやすい「わかりやすい」課題である
具体例として、子どもの苗字の
ことが挙がっています。

彼らに言わせると「子どもをどちらの名字で
呼んだらいいか分からなくなる」など、
「アピールしやすい」のだそうです。

これも「家族はみんな同じ苗字に
決まっている」「親子は同じ苗字でなければ
おかしい」という強い固定観念(劣情)が
あるということだと思います。

そうした強力な固定観念を背景に
できるからこそ、カルトにとって
喧伝に都合のいい「わかりやすい」課題と
なるのだと思います。


「子どもの苗字」を持ち出す
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
ネットを見ていても多いです。

そんな彼ら反対派(非共存派)は、
統一教会その他のカルトにていよく
利用されていることになるでしょう。

posted by たんぽぽ at 21:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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