経済再生相を辞任したあとも
閣僚の辞任が続くことになりました。
11月11日に葉梨康弘が法相を辞任です。
11月20日には寺田稔が総務相を辞任です。
「「死刑はんこ」失言“岸田流”葉梨法相更迭の深層」
「寺田総務相が辞表、岸田首相は受理 政治資金などの問題で批判浴びる」
葉梨康弘の法相辞任は「法務大臣は
死刑のはんこを押したときだけ
ニュースになる地味な役職だ」という
発言をしたことが原因です。
「法務大臣は死刑のはんこを押したときだけ
ニュースになる地味な役職だ」
法務大臣の職や死刑を軽んじるような
発言に批判が集まった葉梨康弘が
11日辞任した。事実上の更迭だ。
寺田稔の総務省辞任は政治資金問題です。
寺田氏の政治資金問題は10月上旬、
週刊文春の報道で明るみに出た。
自身の後援会などが事務所を置く
ビルの賃料を10年間妻に払っていたことが批判を浴び、
政治資金の貸し付けや会計責任者などの
記載の不備も相次いで表面化した。
それぞれの辞任やその背景の
問題については、すでにいろいろと
議論されているところです。
山際大志郎が辞任したとき、
自民党からはこのあとも辞任する閣僚が
続いて出てくる「辞任ドミノ」を
警戒する論調が起きてきました。
「首相後手、政権に打撃 山際氏更迭で辞任ドミノ警戒」
岸田文雄首相は世界平和統一家庭連合
(旧統一教会)問題の追及を受けていた
山際大志郎経済財政・再生相を事実上、更迭した。
山際氏が国会で追及された末に
提出した辞表を受け入れる
後手対応で政権への打撃となった。
自民党は閣僚らの「辞任ドミノ」を警戒する。
1ヶ月もしないうちに3人の閣僚が
辞任すれば、じゅうぶん「ドミノ」に
なったと言ってよいでしょう。
「辞任ドミノ」の懸念はいちおう
「当たった」と言えそうです。
山際大志郎の辞任で「ドミノ」を
懸念した人は、統一教会問題が原因で
辞任することを予想したと思われます。
過去の関係について追及されていた
山際氏が辞任したことで閣僚らの
「責任ライン」は曖昧になった。
教団と接点があった自民党所属議員は
山際氏以外にも多数いる。
1人が辞めれば他の閣僚や党幹部にも
責任問題が波及しかねない。
ご存知のように、自民党は統一教会と
接点がある議員だらけです。
「山際がやめるなら、あいつも
やめて当然だ」となることは、
じゅうぶん考えられます。
あとに続いた葉梨康弘と寺田稔の
閣僚辞任は、どちらも統一教会とは
まったく関係ないです。
統一教会と関係ない理由で辞任が
あいつぐことになったのは、
わたしとしては、いささか意外でした。
統一教会以外のことで、どんな問題発言や
スキャンダルがあろうと辞任などしないと、
わたしは思っていたからです。
葉梨康弘も寺田稔も、ずいぶんとあっさり
辞任したものだと、わたしは思います。
むしろ拍子抜けするくらいです。