統一教会の自民党への選挙協力は、
組織票だけではないです。
選挙運動員として、選挙活動の
支援をする役割もあります。
「旧統一協会の組織票分布の推定」
「旧統一協会の票の大きさをどう見るか?」
「未来社会プロジェクト」の
三春充希氏は、統一教会の信者の
10分の1が選挙活動に関わると仮定した場合の、
運動員の規模を推定しています。
ひとまず今回は規模感を
イメージするだけの目的なので、
仮に10分の1と設定してみましょう。
8万人の10分の1は8000人です。
衆院選を想定してこれを289の小選挙区で
割ると、1選挙区あたり30人弱です。
これはどう考えるべき数字なのでしょうか。
たとえば小選挙区で街宣をやるとしても、
30人はいつでも揃えられるわけです。
政治的なイベントをやるときも
30人分の席は埋められます。
もしイベントの日程が重なっていなければ、
周辺の地域から10倍、20倍を
集めてくることもできるでしょう。
こういったものが、規模感のイメージです。
こうしてみると、30人という数が
政治家にとって十分に便利な存在で
あるように感じられるのではないでしょうか。
安倍派を中心とした自民党の様々な
政治家はこれを利用したわけです。
信者の10分の1というのは、
まったくの仮定です。
どれだけの割合の信者が選挙活動に
関与するか、推定する方法が
いまのところないからです。
推定方法が見つかれば、
もっと高い精度で推定することが
できるようになるでしょう。
統一教会の信者が約80000人として
その10分の1は8000人です。
小選挙区は289あるので、
ひとつの小選挙区あたり、
30人近い信者が自民党の選挙活動に
参加することになります。
ひとつの選挙区に30人近い
運動員が入れば、かなりの戦力に
なることはもちろんです。
信者の10分の1というのは、
荒唐無稽な数ではないと思います。
じゅうぶんありえる数でしょう。
安倍晋三のような首相が
強く要請すれば、なおさら
これくらいの数は動きそうです。
実際、自民党の選挙演説があると、
統一教会の信者がまわりに
ちらほらいることもよくあるようです。
本当に数十人単位で、信者が選挙活動を
していることは考えられます。