三春充希氏は、井上義行氏の参院比例区に
おける得票に関して、自治体ごとの
得票数、得票率の増減を調べています。
「旧統一協会の組織票分布の推定」
「旧統一協会の票の大きさをどう見るか?」
この調査結果を見ると、全国における
統一教会の組織票の規模だけでなく、
どの自治体で統一教会の信者が
多く動員されるかも、わかってきます。
ひとつ目の表は得票率の増加です。
割合が何ポイント増えたかなので、
得票の絶対数が少ない自治体が
多く入っています。
これを見ると、2019年の参院選では
ゼロ票かゼロ同然だったところで、
2022年には数十から100票近い
得票があるところが多いです。
これだけ目覚ましい増加があれば、
統一教会の組織票が動員された
可能性は高くなるでしょう。
ふたつ目の表は得票数の増加です。
多いところでは、2019年と2022年とで
800票近い増加が見られます。
安倍晋三のお膝元、山口県の下関は
614.8票、0.644ポイントの増加です。
岩国は321.0票、0.637ポイントの増加です。
どちらも顕著に増えていると言えます。
これら井上義行氏の得票数や
得票率の増加幅の大きい自治体は、
統一教会の施設があるとか、教祖が訪れた
聖地だという報告が相次いでいます。
参院選比例の個人名投票をうまく活用していますね……。自治体別のデータを見て、上位の自治体名で検索してみると、かなりの確率で統一教会の施設が出てきますわ。上位の鳥取市など西日本は韓国にも近いので施設があるのもさもありなんですが、青森の十和田市にも施設があることには驚きました。 https://t.co/L4HtMpnLxH
— Shikatanashi2 (@shikatana42) August 9, 2022
▼これはすごい分析です。得票率増加ナンバーワンの埼玉県神川町は統一教会の「聖地」。1967年6月に文鮮明教祖が訪れた土地です。 https://t.co/zi0YJYX5DT pic.twitter.com/EO1U3eniDb
— 有田芳生 (@aritayoshifu) August 16, 2022
統一教会と長野県。はるさんの分析にあらためて基づくと、市部を中心に全体的に票を押し上げているんだなと。一大拠点の長野家庭教会をはじめ、松本・諏訪・飯田・上田・安曇野・伊那・佐久・信州中野と教会がある。影響は大きい。関わった与党系議員の責任も。 https://t.co/CVDtGhjuHy
— 塚田 穂高 (@hotaka_tsukada) August 19, 2022
統一教会の基盤の堅い自治体で
統一教会の組織票が多いという、
ごもっともな結果ということです。
こうしたかたちで裏付けられる
というのは、三春充希氏の調査の
妥当性を示していると言えます。
とくに有田芳生氏のように、
長年統一教会問題を追求し続けて
きたかたから、じきじきに評価されるのは、
すごいことだと思います。