前のエントリの続き。
岸田文雄首相が「検討」を意気込んでいる
少子化対策ですが、「異次元の少子化対策に
挑戦」というフレーズが気になります。
「少子化対策「大胆に検討進める」」
(はてなブックマーク)
「異次元の少子化対策」とは、
具体的になにをしようというのでしょうか?
人口問題を解決する正統的な
家族・ジェンダー政策なんて、
欧米の民主主義国を中心に、
さまざまな施策が導入されています。
それにならえばよいだけだと思います。
「フランスの家族政策・日本の対極」
(前のエントリでお話したように
自民党政権にそんな政策が導入できるのか、
という疑問はありますが。)
それとも「異次元」というからには、
これら正統的な家族・ジェンダー政策とは
異質のなにか奇異的な政策を
考えているのでしょうか?
「異次元の少子化対策」なんて、
具体的にどういった内容かわからない
抽象的かつセンセーショナルな
お題目を唱えるのは感心しないです。
具体性がないゆえに検討のしようが
ないことに加えて、「なにをやらかす
つもりなのか」といたずらに疑心暗鬼を
あおることになるからです。
付記:
統一教会その他のカルト教団の
家族イデオロギーに毒された人たちには、
正統的な家族・ジェンダー政策が
「異次元」に見える、なんてことでは
ありますまいね?