立候補者アンケートを公開しています。
「立候補者アンケート|長野県議選2023|信濃毎日新聞デジタル」
3月31日の告示日に合わせての公開です。
長野県議会選挙の投票日は4月9日です。
このアンケートはいくつかの政策について、
各候補者に賛否や簡単な意見を訊くという、
オーソドックスなものです。
長野県議選、立候補者アンケートを公開しました
— 信濃毎日新聞デジタル (@shinmaiweb) March 31, 2023
特集はこちら⇨https://t.co/qHKB3G7FuV
合計9問、記述回答もあり
投票する候補を考える参考にしてください#長野県議会議員選挙 #長野県議選 pic.twitter.com/78w50bvy8M
この候補者アンケートの設問は、
Q8.が「選択的夫婦別姓の導入に賛成ですか、反対ですか」
Q9.が「同性婚の導入に賛成ですか、反対ですか」です。
選択的夫婦別姓と同性結婚は、
基本的に国政の課題だと思います。
地方議会の選挙の候補者アンケートで
訊いてくれたことは、評価したいと思います。
選択的夫婦別姓と同性結婚は、
世論一般の多くから関心のある政治課題、
という認識が定着したのでしょう。
Q8. Q9.のいずれも
1. 賛成
2. どちらかといえば賛成
3. どちらかといえば反対
4. 反対
5. どちらとも言えない
0. 無回答
という選択肢があります。
さらにその回答を選んだ理由を25字以内で
書いていただくようになっています。
全体の傾向ですが、自民党の候補者は
ほとんど全員が、Q8. Q9.のいずれも
「5. どちらとも言えない」と答えています。
自民党は「3. どちらかといえば反対」
「4. 反対」と答えている候補者もいますが、
ときどき見かける程度です。
自民党以外では無所属の候補者で、
「5. どちらとも言えない」や、
「3. どちらかといえば反対」
「4. 反対」がときどき見られます。
自民党以外の会派の候補者は、
ほとんど全員が、Q8. Q9.のいずれも
「1. 賛成」「2. どちらかといえば賛成」の
どちらかを答えています。
選択的夫婦別姓と同性結婚のスタンスは、
自民党とそれ以外の会派とでくっきりと
わかれていると言っていいでしょう。
自民党や無所属で「5.どちらとも言えない」と
答えた候補者は、25字以内で書く
理由を見ると、選択的夫婦別姓と同性結婚に
反対していると、わかることが多いです。
はっきり「反対」を表明すると
批判が集まって対応しきれなくなるので、
「どちらとも言えない」で
お茶を濁しているものと思います。
選択的夫婦別姓と同性結婚は、
どちらも賛成して当然のことです。
そしてそう結論することも容易なことです。
かかる状況において「どちらとも言えない」
なんて答えるのは、それだけで
その候補者は信用できないということを、
このアンケートは示したと思います。
このアンケートを考えたかたは、
選択的夫婦別姓と同性結婚は、
反対の候補者が「どちらとも言えない」と
回答することが多いことを、
見越したのかもしれないです。
そう考えたので「25字以内の理由」を
合わせて書いてもらったのだとしたら、
信濃毎日新聞はとてもよく考えたと思います。