2023年04月06日

toujyouka016.jpg 旧姓使用と選択的夫婦別姓の是非

4月2日エントリでご紹介した、
「結婚後の旧姓使用をすすめる会」が、
統一地方選挙の候補者アンケートを
行なっています。

「「結婚後の旧姓使用制度」「選択的夫婦別姓制度」に
関する立候補予定者アンケート」


 


設問は単純につぎのふたつです。
(選択肢がわからないのですが、
「賛成」「反対」「その他」の3つでしょうか?)

【質問1】旧姓利用の拡充について
【質問2】『選択的夫婦別姓制度』の導入について

どちらの設問もそう回答した理由について、
自由記述するようになっています。



候補者の回答は「旧姓使用の拡充」
「選択的夫婦別姓の導入」のいずれも
「賛成」「その他」のどちらかです。

「その他」と回答する候補者は
信用しないほうがいいでしょう。
自由記述を読むと反対していると
わかる候補者もいます。

4月4日エントリと4月5日エントリの
「どちらとも言えない」「中立」と同様です。
本当は反対だけれど、批判されると
対処できなくなるので、「その他」で
お茶を濁していると思われます。

「「どちらとも言えない」は信用できない」
「神奈川県知事選・投票マッチング」


もうひとつ特筆したいのは、
旧姓使用の拡充に「賛成」の候補者は、
選択的夫婦別姓の導入も「賛成」と回答し、
旧姓使用に「その他」の候補者は
選択的夫婦別姓も「その他」と
回答しているということです。

旧姓使用の拡充と選択的夫婦別姓の導入の
ふたつの設問に、同じ回答をしている
候補者ばかりということです。

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
旧姓使用は「じゅうぶんだ」と言って
支持することが多いです。
それなら選択的夫婦別姓は「その他」でも、
旧姓使用は「賛成」と答えそうに思います。

「旧姓使用でじゅうぶんだ」と言う
反対派(非共存派)は、このアンケートには
たまたまいなかったのでしょうか?


自由記述を見ると、自分の県の職員は
旧姓使用が認められると書いているのに、
旧姓使用の拡充に「その他」と
回答する候補者がいます。

記述を見たかぎりでは、この候補者は
旧姓使用に積極的なように思えます。
それでなぜ旧姓使用の拡充に
「賛成」でないのかと思います。

県の職員が旧姓使用することを、
内心ではゆゆしく思っているのでしょうか?

飯泉 嘉門 候補

62歳 
・政党公認   無所属
・政党推薦   自由民主党徳島県支部連合会

【質問1】
旧姓利用の拡充について
その他

上記回答理由 (自由記述)
 現在、旧姓の通称使用の運用は拡充されつつあり、
法制度の導入については、国において
しっかりと議論を深めて頂きたい。
 なお、徳島県職員については、婚姻等により
改姓した後も、引き続き、旧姓を使用することを
認めており、働きやすく、能力を発揮しやすい
職場環境づくりを進めています。


posted by たんぽぽ at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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