2023年04月09日

toujyouka016.jpg ありたい社会のために・選択的夫婦別姓

2年前の記事で恐縮ですが、集英社SPURが
選択的夫婦別姓についての調査を公表しています。

「ありたい社会のために。いま、選択的夫婦別姓を考える」

PART1からPART4の4部構成になっていて、
最初のPART1が調査になっています。

 
「PART1 選択的夫婦別姓、どう思う?」
「PART2 よくある疑問を解決しよう」
「PART3 ありたい社会のために。いま、選択的夫婦別姓を考える」
「PART4 ありたい社会のために。いま、選択的夫婦別姓を考える」

今回はこの調査を見てみたいと思います。
SPURのメールマガジンの読者が対象で、
回答者数は933で、92%が女性、
平均年齢は42.8歳です。

SPURのメールマガジン読者を対象にアンケートを実施。
ご協力いただいた933名のうち約92%が女性、
平均年齢は約42.8歳だった。

ジェンダー的にはほぼ女性の意見と
考えることができるでしょう。
年代的には高齢のかたは、
あまり回答していないと思われます。

マリッジステートは57.8%が法律婚をしています。
事実婚も加えると6割近いかたが
結婚していると考えられます。
非婚者も4割程度いるので、既婚と非婚の
両方のかたが回答していると言えます。

全回答者のうち「法律婚をしている」と答えたのは約57.8%。


Q1は選択的夫婦別姓の是非です。
「賛成」が59%、「反対」が8%で、
「どちらでもない」が32%です。

https://www.tumblr.com/lacrima16/714108037808472064/q1-%E9%81%B8%E6%8A%9E%E7%9A%84%E5%A4%AB%E5%A9%A6%E5%88%A5%E5%A7%93%E3%81%AB%E8%B3%9B%E6%88%90%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B


「賛成」が圧倒的多数です。
「反対」は1割にも満たないです。
一般の世論調査では反対は1-2割程度
であることが多いので、それよりさらに
反対派(非共存派)は少数派となっています。

回答者の大多数が女性で、高齢のかたが
少ないので、選択的夫婦別姓に反対する人は
少なくなるのでしょう。


気になるのは「どちらでもない」と
回答したかたが、32%もいることです。
これはどのような意味なのかと思います。

政治家で「どちらでもない」と回答するのは、
反対を隠していることが多いです。
一般のかたが対象のアンケートでは
どう解釈したらいいのか、
判断がつきかねるところです。


posted by たんぽぽ at 17:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
非共存派の発言って奥様に聞かれても大丈夫なのでしょうか。
Posted by 改姓した男の人 at 2023年10月14日 23:18
コメントありがとうございます。

それは気になっているかたも
たくさんいると思います。


実際に反対派(非共存派)の男性の
妻が出てきてなにか発言した例を、
わたしは見たことがないです。
なのではっきりとはわからないです。

1. 妻に知られたらはなはだ具合が
悪いけれど、どうせ妻はネットを
やらないから知られることはないと、
たかをくくっている。

2. じつは妻も知っていて、
夫といっしょになって、選択的夫婦別姓を
求めるかたたちをばかにしている。

の両方が考えられます。
Posted by たんぽぽ at 2023年10月17日 21:53
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