選択的夫婦別姓についての調査を公表しています。
「ありたい社会のために。いま、選択的夫婦別姓を考える」
PART1からPART4の4部構成になっていて、
最初のPART1が調査になっています。
「PART1 選択的夫婦別姓、どう思う?」
「PART2 よくある疑問を解決しよう」
「PART3 ありたい社会のために。いま、選択的夫婦別姓を考える」
「PART4 ありたい社会のために。いま、選択的夫婦別姓を考える」
今回はこの調査を見てみたいと思います。
SPURのメールマガジンの読者が対象で、
回答者数は933で、92%が女性、
平均年齢は42.8歳です。
SPURのメールマガジン読者を対象にアンケートを実施。
ご協力いただいた933名のうち約92%が女性、
平均年齢は約42.8歳だった。
ジェンダー的にはほぼ女性の意見と
考えることができるでしょう。
年代的には高齢のかたは、
あまり回答していないと思われます。
マリッジステートは57.8%が法律婚をしています。
事実婚も加えると6割近いかたが
結婚していると考えられます。
非婚者も4割程度いるので、既婚と非婚の
両方のかたが回答していると言えます。
全回答者のうち「法律婚をしている」と答えたのは約57.8%。
Q1は選択的夫婦別姓の是非です。
「賛成」が59%、「反対」が8%で、
「どちらでもない」が32%です。
「賛成」が圧倒的多数です。
「反対」は1割にも満たないです。
一般の世論調査では反対は1-2割程度
であることが多いので、それよりさらに
反対派(非共存派)は少数派となっています。
回答者の大多数が女性で、高齢のかたが
少ないので、選択的夫婦別姓に反対する人は
少なくなるのでしょう。
気になるのは「どちらでもない」と
回答したかたが、32%もいることです。
これはどのような意味なのかと思います。
政治家で「どちらでもない」と回答するのは、
反対を隠していることが多いです。
一般のかたが対象のアンケートでは
どう解釈したらいいのか、
判断がつきかねるところです。
それは気になっているかたも
たくさんいると思います。
実際に反対派(非共存派)の男性の
妻が出てきてなにか発言した例を、
わたしは見たことがないです。
なのではっきりとはわからないです。
1. 妻に知られたらはなはだ具合が
悪いけれど、どうせ妻はネットを
やらないから知られることはないと、
たかをくくっている。
2. じつは妻も知っていて、
夫といっしょになって、選択的夫婦別姓を
求めるかたたちをばかにしている。
の両方が考えられます。