嫌われているという事実はない」という、
三春充希氏からのご指摘です。
1000件以上の世論調査を見ているが、
立憲民主党が多数から嫌われていることを
示すデータはないとのことです。
ぼくは1000件以上の世論調査を見てますけど、立憲が大多数の国民から嫌われているなんていうデータはないんですよね。実は政党不支持率(支持したくない政党)を調査すると、自民の方が多く出ます。それは自民の強さでもあるんですよ。https://t.co/7QmcXZuQnN
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) April 24, 2023
三春充希氏からじきじきに、2021年6月に
行なわれた、選コム・JX通信の電話調査による
政党不支持率を示されています。
嫌われていることと支持されないことを
同じとみなすことはよいか、
という問題はあると思います。
それでも不支持率と嫌われ具合は、
近いと考えてよいでしょう。
たとえば選コム・JX通信の電話調査(2021年6月12〜13日実施)で聞かれた政党不支持率(支持したくない政党)は、自民21.9%、共産19.0%、立憲9.9%、公明7.1%、古い党(今の政女)5.1%、れいわ3.5%、維新2.4%、社民1.3%、国民0.3%、ない・分からない29.7%です。https://t.co/fRMmlUIXBX
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) April 25, 2023
立憲民主党の不支持率は9.9%です。
公明党の7.1%よりも高く、
不支持がやや多いなという気はします。
それでも自民党の21.9%、共産党の19.0%と
比べると、立憲民主党の不支持率は
ポイントで半分以下です。
不支持率1割で自民党の半分以下では、
立憲民主党が国民の多数から嫌われているとは、
とても言えそうにないです。
「立憲民主党は国民の多数から
嫌われている」という言説は、
ときどき聞かれると思います。
それは狭隘で偏った認識であることが、
世論調査から示されることになりました。
読んでみたけど、泉代表の路線の是非より、単純に「何故立憲民主党が大多数の国民から嫌われているのか」ということを直視し反省しない限り、立憲民主党の党勢拡大は無理でしょうな。小西洋之や有田芳生を擁護するようなコア支持者に寄り添おうとするから嫌われるんですよ。 https://t.co/EwgbrPb54F
— Kaiser Matthius🍡 (@Ryu_Yas0417) April 24, 2023
立憲民主党の関係者や支持者は、
「自分たちは嫌われているのではないか」と
不安になったり不必要に卑下することは、
まったくないことになります。
立憲民主党は、支持の低迷には悩む
必要はあるでしょうが、悩む方向性は
「そちらではない」ということです。
「立憲民主党は多数から嫌われている」
という言説は、実際に立憲民主党が
嫌いな人たちによる、「多数から嫌われている」と
思いたい「願望」だと思います。
立憲民主党が嫌いな人たちの中には、
自分たちは多数派だと思っている
(思いたい)人も多そうです。
そうした彼らの「多数派幻想」もあると思います。