2023年05月05日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓とthink positiveの精神

5月4日エントリの続き。

選択的夫婦別姓・全国陳情アクションの
クラウド・ファンディングですが、
毎日新聞の記事を見ると、サイボウズ社長の
青野慶久氏がメッセージを寄せています。

「選択的夫婦別姓をみんなの力で実現しよう! #自分の名前で生きる自由」
「「選択的夫婦別姓を」 法制化を射程に活動資金支援のCFスタート」

 

一般社団法人「あすには」の理事に就任する
予定のサイボウズ、青野慶久社長も会見に出席した。
青野社長は結婚時に妻の名前に改姓した経験から、
国を相手取って裁判を起こすなど、
選択的夫婦別姓を訴えてきた。

「改姓の手間やコストの問題だけではない。
研究者であればキャリアが中断されてしまう。
自分の名前を失う精神的な苦痛もある。
国民に普通にアンケートを取れば『賛成多数』なのに、
なぜか法律ができないのは、
一部の議員が強固に反対してきたからだ。

でも法制化まであと一歩。
まさに『あすには』というところまで
来ていると思います」と意気込みを語った。


青野慶久氏は6月に設立を予定している
社団法人「あすには」の理事に就任予定です。
それでクラウド・ファンディングに関して、
コメントを語ったものと思います。

「法制化まであと一歩。まさにあすには
というところまで来ている」と、
青野慶久氏はコメントしています。

わたしにはとてもそう思えないです。
選択的夫婦別姓の実現なんて、
依然としてさきが見えなくて、
いつになるかわからないお話だと思います。


青野慶久氏はいつもそうなのですが、
見解が楽天的というか楽観的だと思います。

わたしは同じような気持ちや
考えには、なれそうにないです。
いままでも、希望が見えたと
思ったら裏切られる、ということを
何度となく繰り返したからです。


青野慶久氏はなぜにいつも楽観的認識を
示していられるのかと思うところです。
これくらい前向きな思考(think positive)
をしないと、ベンチャー企業の社長なんて
つとまらないのかもしれないです。

未踏の事業を進めていくと
先行き不透明ですし、ともすれば
不安になることも多いです。
そうした中においては、あえて前向きな
考えを持ち続けないと、モチベーションが
維持できなくなるのでしょう。

黎明期のアメリカ合衆国の社会が、
そうした think positive の精神でした。
それと同じような考えや心構えの
持ちかたということです。



付記1:

Think positiveの精神は大事ですが、
あまり現実から離れた認識ばかり
述べていると、そのうち信用されなく
なるのではないかという心配も
なきにしもあらずです。


付記2:

Think positiveに水を挿すのも
よくないので、これも言っておきます。

シュテファン・ツワイクの自殺は
早まったのではないかという
お話をしたことが、前にありました。
第二次世界大戦の戦局は、
ツワイクが自殺したあと、短い時間で
連合国にとって好転したからです。

「きみ死に急ぐことなかれ」
「新年あけましておめでとうございます」

現状がいかに絶望的でも自棄的に
なるのは得策ではないと思います。
どんな思いがけない事態が起きて、
好転をするかわからないからです。

いましばらくは、選択的夫婦別姓の
実現はまったく糸口が見えなくても、
あまり時間がたたないうちに
予想外の展開となって、実現に向かうことも
あるかもしれないです。

posted by たんぽぽ at 18:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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