2024年01月07日

toujyouka016.jpg 統一教会・問題はマスコミ全般の姿勢

前のエントリの続き。

鈴木エイト氏が、昨年2023年に報道関連賞を
総なめしたニュースの続き。

「統一教会と闘う鈴木エイト氏「野良系ジャーナリスト」人生 2023年は報道関連賞を総なめ」
(はてなブックマーク)

ここでわたしが問題にする必要が
あると考えるのは、ほかのマスコミの
統一教会に対する姿勢です。

 
安倍晋三の銃撃事件以来、鈴木エイト氏が
一躍注目されるようになったのは、
統一教会の情報を、鈴木エイト氏しか
持っていないかったからです。

これはマスコミはいままで、統一教会の問題を
ろくに取材してこなかったことのあらわれです。

安倍氏の銃撃事件から4日後のこと。
一般には名の知れていないフリージャーナリストが
繰り出した強気の発言に、会場からは笑いが漏れた。
しかし、イベントへの参加や信者の
選挙協力など関係が深い政治家が
次々と明らかになるにつれ、毎日のように
エイト氏はテレビ・新聞に引っ張りだことなる。

それは、その情報を彼ただ一人しか
持っていなかったからだ。
自前で取材してこなかったメディアは、
30年の空白を“エイト頼み”で埋めるしか術がなかった。
統一教会問題を報じてこなかったことの表れだった。


マスコミが統一教会を取り上げないのは
「宗教法人というめんどうな相手を
扱いたくないので自主規制している」と
鈴木エイト氏はコメントしています。

地方議員と統一教会青年部が密接に関わり、
選挙協力までしていたことを
スクープしたのを皮切りに、2014〜2018年ごろには
自民党の大物議員と統一教会の
関係について週刊誌に書き続けたが、
年に1〜2度程度の掲載で
大きなうねりにはならなかった。

「コンテンツとして価値がないと思われて
いたのでしょう。意図的に黙殺したというよりは、
宗教法人という面倒くさい相手を扱うのは
いやだという自主規制だったと思います」

ようするに信者たちが大挙して嫌がらせ
してくるのが嫌だ、ということだと思います。


日本のマスコミはほどんとどこも、
宗教団体の追求をまともにしないです。
宗教団体をまともに批判すると
信者から嫌がらせされかねないからです。

安倍晋三の銃撃事件のときでさえ、
日本のマスコミ報道は、統一教会の名前を
出したのは、参院選のあとでした。
それも最初は、「統一教会との関係は
容疑者の思い込み」にしようとしました。

「安倍晋三銃撃・最初は伏せられた統一教会」
「容疑者の思い込みにしたいらしい」

宗教団体のことになると、日本のマスコミは
「なにがしの団体」のように書いて、
名前を出さないことがよくあります。

同性愛差別や、自民党の候補者推薦
話題になった神道政治連盟も、マスコミは
まともに取り上げないことが多いです。

「神道政治連盟を報じないマスコミ」


マスコミが腰の引けた態度で
統一教会をほとんど黙殺し続けたから、
統一教会と自民党との癒着も世論から
長いこと放置されることになったということです。

その結果、取り返しのつかない深刻な
現状にいたったことを、マスコミはどの程度
責任を感じているのかと思います。

posted by たんぽぽ at 22:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | メディア・書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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