女性当選者過去最多

今回の参院選では、こんな新記録もあったりするのです。
「＜参院選＞女性過去最多２６人　当選者、男性より若く」

「マドンナブーム」と言われた89年の、22人を上回る、
26人で過去最高で、比率も21.5%と、はじめて2割を超えました。
諸外国と比べると、まだまだ立ち後れている感じなのですが、
これまでは10%台でしたから、ずっと進歩したと言えるでしょう。

　
しかも数だけでなく、内容も充実したものがあります。
トップ当選が女性という選挙区も、いくつかあって、
埼玉、東京、神奈川の首都圏３選挙区は、女性の１位当選で占められています。
また、ふたり当選した選挙区（福島、東京）もありました。
とくに東京は、民主、自民がともに、男女ひとりずつ候補を立てて、
いずれも女性が上位当選する、という結果になっています。

ほかにも、島根と岡山の、参院自民党の大物政治家を破った、
ふたりの「お姫さま」のように、注目の選挙区での健闘も目立ったと思います。
「岡山と島根の牙城崩した２人の「姫」　一夜明け街頭へ」

政党別に見ると、民主党が60人中14人（23.3%）と、4分の1近くあり、
また当選した全女性候補者の、半分以上を占めています。
（自民党も、37人中8人（21.6%）で、じつは結構健闘していたりします。）

郵政選挙で、民主党は、衆院の議席を大幅に減らしたのですが、
とくに女性議員の数が減ったのが深刻でした。
男女共同参画に、名実ともに熱心であると、自負があった民主党にとって、
これは、かなりゆゆしき事態だったのでした。
今回の参院選で、議席の数に関しては、取り戻したことになりそうです。
「第21回参議院議員選挙　当選者」

Comments

少しづつ前進を待つほかないのでしょうか。ニュージーランドでは与野党の党首が女性だったりしてるんですが。

Posted by べるの at 2007年08月04日 14:45

わたしが考える、女性の社会進出の立ち後れの原因は、
人口が多く生産力が高いことと、社会の均一性だと思います。
http://taraxacum.seesaa.net/article/46867882.html

なので、一筋縄ではいかないんだろうなと、思います。

Posted by たんぽぽ at 2007年08月04日 18:14