関して、1月31日の衆議院本会議で、
岸田文雄首相が「消極的姿勢」をしめしました。
「国民ひとりひとりの家族観に
密接にかかわる」そうです。
(なんだ、またそれかという感じです。)
「同性婚、首相なお消極姿勢 「国民の家族観に関わる」と答弁」
岸田文雄首相は31日の衆院本会議で、
性的マイノリティーから早期実現を求める声が
出ている同性婚制度に関し「国民一人一人の
家族観とも密接に関わる」と述べ、
消極姿勢を改めて示した。
同性婚に反対する一部保守層を意識した答弁。
選択的夫婦別姓の導入についても、
慎重な考えをにじませた。
1月31日の、選択的夫婦別姓・同性婚についての、ヤル気ない岸田総理の答弁。報道したメディアがあまりにも少なかったので、動画、切り出しました。
— 歌川たいじ (@taiji_utagawa) February 7, 2024
安倍元総理の頃から10年近く、言ってること変わってません。ヤル気ないんでしょう。
質問してくれた健太、立憲のみなさん、ありがとうございます。 pic.twitter.com/plZKv7U75h
「国民の家族観にかかわる」というのは、
同性結婚や選択的夫婦別姓に
反対する人たちの「定番」の主張です。
政治家が公式に答弁するときに、
とくによく持ち出されると思います。
「国民」というのはだれなのかと思います。
この「国民」の中には、同性結婚や
選択的夫婦別姓を必要とするかたたちは
含まれないことはたしかでしょう。
「国民一人一人の家族観とも密接に関わる」って言う場合の「国民」に制度を希望する当事者は入ってないみたいだね、@kishida230 さん。
— ぽんちょろにゃんこ (@ponchoronyanko) February 3, 2024
同性婚、首相なお消極姿勢 「国民の家族観に関わる」と答弁(共同通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/2Z3O7Tx7j7
同性結婚や選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)が考える「国民」は、
いつもこのようなものだと思います。
同性結婚や選択的夫婦別姓を
必要とする人たちを除外した「国民」。
その「国民」とはどんな人たちを
さしているのかと思います。
これらは『異端』の家族ではない」
ということを「国民の家族観」に
定着させるためにも、選択的夫婦別姓と
同性結婚の法制化を実現させる
必要があると言えます。
「近い将来昇天しそうな男性」は、
政治力や社会的影響力があることが多いので、
不当に「配慮」されることになるのですが。
本来配慮が必要な、非改姓結婚や同性結婚を
必要とする人たちへの配慮ができない時点で、
「その程度」というものです。
そういう方々にとっては「家族」というイメージが固定化されているのかもしれないですね。
同性カップルの場合、国勢調査の記入用紙で「世帯主との続き柄」を記入するときに「配偶者」と記入しても集計されず、「他の親族」そして集計されるので、カップルとしての実態が認識されない、という批判が出ていて、衆議院に質問書が出されていたりするようです。
来年国勢調査なのですが、そういう意見も組んだ質問内容になるのか、気になるところです。
「他の親族」そして→「他の親族」として
意見も組んだ→意見も汲んだ
ですね。
コメントありがとうございます。
>「近い将来昇天しそうな男性」
選択的夫婦別姓に反対するのは
もはや高齢層だけだというのは、
じつは結構むかしから言われています
かつてはもっと下の世代だった人の中にも
反対派(非共存派)がいて、
その家族思想が最晩年まで残っている、
ということなのでしょうけれど。
>そういう方々にとっては「家族」というイメージが
高度経済成長期につちかわれた
「幸せな家庭」の幻想を、いまもって
「信仰」している人たちだと思います。
http://taraxacum.seesaa.net/article/410975268.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/410992216.html
>同性カップルの場合、国勢調査の記入用紙で
そういう批判はありましたね。
実態を把握することが目的の調査なのに、
同性カップルを「いないこと」にしては、
調査の意味がなくなるというものです。
くしくも社会の同性カップルに対する
偏見が出たというものです。