ネットで中傷していた人物(男性)が、
名誉毀損の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、「暇空茜」と名乗る
ユーチューブの利用者です。
「Colaboをブログで中傷の疑い、「暇空茜」名乗る男性を書類送検」
「「Colabo」への名誉毀損疑い 「暇空茜」名乗る男性を書類送検」
「「暇空茜」名乗る自称ユーチューバーを書類送検 Colaboの名誉毀損容疑」
Colaboをブログで中傷の疑い、「暇空茜」名乗る男性を書類送検https://t.co/ZCJBiIn2Nz
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) February 19, 2024
送検容疑は2022年9月、noteに「10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人6万5千円ずつ徴収している」などと書いた記事を投稿し、法人や代表の仁藤夢乃さんの名誉を傷つけたというもの。
「Colabo」への名誉毀損疑い 「暇空茜」名乗る男性を書類送検https://t.co/5M8Pgwelpj
— 毎日新聞 (@mainichi) February 16, 2024
10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月1人6万5000円ずつ徴収している」などと書き込み、名誉を毀損した疑いがあります。
【独自】一般社団法人「Colabo」の名誉を毀損か 自称ユーチューバーの41歳男性を書類送検 https://t.co/0TkVENsYsh
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) February 16, 2024
送検容疑は2022年9月、ブログサイトnoteに
「10代の女の子をタコ部屋に住まわせて
生活保護を受給させ、毎月一人6万5千円ずつ
徴収している」などと書いた記事を投稿し、
法人や代表の仁藤夢乃さんの
名誉を傷つけたというもの。
Colabo側が告訴し、警視庁が昨年11月に受理していた。
男性は「Colaboのホームページを見て
自分の考えを論評しただけだ」などと供述したという。
ここで問題にしたいのは「暇空茜」という
誹謗中傷を続けた人物の認識です。
「たこ部屋」「生活保護」なんて
どこから出てきたのかと思います。
もちろんまったく根拠のない妄想です。
かくして「暇空茜」は名誉毀損で
書類送検されることになったのでした。
「暇空茜」ご本人は「Colaboの
ウェブサイトを見ただけ」と言っています。
サイトを見ても、どうやったらこのような
認識にいたるのかわからないです。
「Colabo」
Colaboが運営しているシェルターが、
「たこ部屋」に見えたのでしょうか?
「私たちの活動」
中長期シェルター(シェアハウス)は
「鍵付きの個室が3部屋とリビングや
キッチン、風呂、トイレ」があります。
部屋の中の写真が掲載されてもいます。
「たこ部屋」ではないと思います。
(「暇空茜」が中傷記事を書いた
2022年9月ごろのサイトも調べましたが、
現在とほとんど変わっていないです。)
ようは「暇空茜」という人物の妄想の産物でしょう。
「このような活動をしている人たちは、
きっとこうに違いない」と妄想を重ねて、
まったく根拠のない誹謗中傷を
確信するようになったと思われます。
こうした妄想は、ネットでは一定の
支持・賛同があったようです。
それゆえColaboに対して住民監査請求が
なされるにいたったのでしょう。
それでもかかる妄想の共有範囲は
ほぼネットの範囲内にとどまったようです。
それゆえその後の検証や裁判で、
事実無根がしめされたのでした。
それでも「暇空茜」と類似の主張をする人も
ネットではいまだに出てきます。
このような妄想を支持・共有できる人たちは、
まだまだ一定数いるのでしょう。
依然として油断はできないと思います。
「この手の人達はお金を抜き過ぎなのですよ」
— 井田奈穂|一般社団法人あすには代表理事|Naho Ida|選択的夫婦別姓、ジェンダー平等を実現します (@nana77rey1) February 13, 2024
あ、あなたも仁藤さんに提訴されたいのですか?同種の主張をしていた被告、アカウントも、メディアも含めこれまで名誉毀損で訴えられて、全負けしてますが。 https://t.co/cbf0fb4bDi
付記:
Colaboに対する誹謗中傷は、
2月12日エントリでご紹介の記事でも
少し触れられています。
「歌舞伎町でさまよう少女の居場所を作った社団法人『Colabo』仁藤夢乃さん、
妨害や誹謗中傷にも“屈しない”生き方「たいがいのことを済ませてきた」」
男性はネット上でも仁藤さんたちコラボの活動を
「詐欺」「不正疑惑」などと表現。
これに同調する者たちが続出した。
ネット上を真偽不明の情報が飛び交う。
「女性たちに生活保護を不正受給させ、
タコ部屋で生活させている」
「女性たちの医療支援に際し、
医療機関からキックバックを受けている」
「都に不正請求している」
まるでコラボが公金を横領しているかのような
イメージが流布されたのだ。
結論から言えば、すべてデマである。
仁藤さんは昨年11月、前出男性の主張が
名誉毀損の不法行為に当たるとして、
損害賠償と謝罪を求める
民事訴訟を東京地裁に起こした。
ちなみに今年1月に発表された監査結果によると、
請求人である男性が主張した
「水増し請求」「不正請求」は、
その多くが「妥当でない」と退けられた。
コラボ側の「違法行為」は
一切確認されなかったのである。