香川県のすべての自治体の議会で、
選択的夫婦別姓の意見書が可決しましたが、
これに関しての特筆するべき話題です。
それは陳情アクションの活動
(「ぼそぼその会」)によって保守色が強い
町議会にも、選択的夫婦別姓への
理解が広がったということです。
「選択的夫婦別姓 保守色強い町議会に広がった共感」
(はてなブックマーク)
選択的夫婦別姓 保守色強い町議会に広がった共感 https://t.co/EzRqPJmLsI
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) February 14, 2024
この記事、胸熱です。ぜひ読んでください。@bosobosobessei1 香川県メンバーがまもなく県内の全議会で選択的夫婦別姓推進の意見書可決を達成しますが、どんなに丁寧に説得し、理解を得たかわかります。泣けた😭
— 井田奈穂|一般社団法人あすには代表理事|Naho Ida|選択的夫婦別姓、ジェンダー平等を実現します (@nana77rey1) February 15, 2024
選択的夫婦別姓 保守色強い町議会に広がった共感 | 毎日新聞 https://t.co/BUJ1fKtXbJ
「仲間の多くの議員は家族が崩壊するような
気がしていた。でも説明を聞いたら、
そんなことはないと思えるようになったようだ」。
香川県小豆島町議会の保守系グループ「さつき会」会長の
谷康男さん(67)=自民党=はこう話す。
地道な活動によって、香川県のすべての
自治体の議会で、選択的夫婦別姓の意見書の
可決を実現した「ぼそぼその会」は、
大健闘だったと評価したいと思います。
香川県で選択的夫婦別姓意見書採択の陳情活動をしています。
— ぼそぼその会@選択的夫婦同姓別姓 (@bosobosobessei1) April 30, 2023
香川県はすでに10件の採択。
現在、小豆島町と土庄町で活動中です。
ご支援よろしくお願いします!
↓↓
選択的夫婦別姓をみんなの力で実現しよう! #自分の名前で生きる自由 https://t.co/C90wt4Wumf # @chinjo_actionより
選択的夫婦別姓に理解をしめした
小豆島町議会のかたたちは、
「ごくふつうの感覚を持ったかたたち」
ということだと思います。
ネットでよく見かける反対派(非共存派)のように、
どんな事実や根拠をしめしても
聞く耳を持たない、がんめいきわまりない
タイプではなかったということです。
もともと選択的夫婦別姓に反対していても、
ふつうの感覚を持ったかたなら、
ひととおりのお話を聞けばすぐに理解を
いただけることは、わたしのサイトの
「はしがき」でも書いていることです。
「反対派の「正しい家族」幻想」
もともとは、民法改正、選択別姓に反対していても、
ごくふつうの感覚をお持ちのかたでしたら、
ひととおりのお話を聞くだけで、すぐに理解してくださって、
賛成していただけるのが通常です。
選択別姓に賛成しているサイトに、異義があるというので、
意見を出したけれど、1-2回メールで意見交換したら、
納得できたというお話も、実際にいくつかあったようです。
選択的夫婦別姓の問題は、適切な情報を
しめせば、中間派はなおさらですが、
反対していたかたからでさえ理解を得られることが
しめされたということです。
選択的夫婦別姓を求めるかたたちは
自信を持って適切な情報を発信して、
リテラシーの維持につとめてよいと思います。
小豆島町の議会には、選択的夫婦別姓に
関する情報は、おそらくあまり入って
いなかったのではないかと思います。
それで反対派(非共存派)が流している
怪しげな言説の影響をなんとなく受けて、
「家族が崩壊するような気がした」
のではないかと、わたしは想像します。
そうだとすると、根拠のない主張をひたすら
流して印象操作する、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)の戦略は、一定の効果が
あることをしめしているとも言えます。
そうした反対派(非共存派)の戦略が
功を奏することのないよう、
選択的夫婦別姓をもとめるかたたちは、
適切な情報を発信して、リテラシーの維持に
つとめる必要があると言えます。
付記:
毎日新聞の記事は有料なので、
無料では最初の部分しか読めないです。
香川のローカルニュースなので、
紙面版も香川県の図書館を探さないと
なかなか見つからないでしょう。
香川以外のかたは、記事の全文を
無料で読むのは難しいことになります。
それでも記事の全文が無料で配信されている
ページもあって、それは英語版です。
(日本語版の見出しの下に小さくリンクがあります。)
「Support for selective surname system for spouses grows in conservative west Japan town」
いちおうこれで記事の全文を無料で
読むことができます。
地方議会の自民党会派なので、
「そういう情報」が入りやすい、
ということはあるかもしれないですが。
かぎられた情報しか接する機会のない
人たちに対しては、彼ら反対派(非共存派)の
「物量作戦」による「印象操作」は、
とくに効果があるように思います。