2024年05月05日

toujyouka016.jpg 島根1区・立憲民主党、亀井亜紀子が当選

5月4日エントリの続き。

4月28日の補選ですが、島根1区は
立憲民主党の亀井亜紀子が当選しました。

島根1区は、候補者がふたりで
自民党が唯一候補者を立てた選挙区です。
立憲民主党と、自民党の「一騎打ち」となりました。

 


立憲民主党の亀井亜紀子は8万票以上を
獲得し、自民党の錦織功政と
2.5万票の大差をつけて圧勝です。

島根1区は1996年の小選挙区の導入以来
一度も自民党負けたことがない、
自民党の基盤がきわめて堅い選挙区でした。
その「自民党王国」で、立憲民主党の候補が
大差をつけて勝ったというのは
「快挙」だと言えます。


情勢報道を見ると、亀井亜紀子は
ほぼ優位に立っていたと言えます。
それでもリプライを見ると、逆転を心配したり、
勝てたとしても僅差だろうと
予想するかたが多かったです。



支持層別の投票先を見ると、亀井亜紀子は
立憲民主党の支持層をほぼ完璧に堅めています。
自民支持層は約4分の1が亀井亜紀子に
流れていて、錦織功政は支持が
やや崩れていることがわかります。

勝敗を大きく決めるであろう無党派層は
7割以上が亀井亜紀子に投票です。
安倍派や二階派の「裏金」など、
現状に不満のある層から相当数の票を
亀井亜紀子は確保したことがわかります。

「亀井氏、厚い自民支持層に食い込む 衆院島根1区補選の出口調査」



選挙でいちばん大事なのは
自党の支持層を堅めることだと思います。
ついで大事なのが「無党派層から
票を得る」ことだということが、
あらためて示されたと思います。

対立候補者の支持層からの票は
「あとからついてくる」ということだと思います。

無党派よりも対立政党の支持層から
票を取ることを優先させようとすると、
政策がぶれることになって、
自党の支持層も崩れるし、無党派からも
票が得られなくなるものと思います。


今回の補欠選挙で立憲民主党が
3選挙区とも勝てたのは、自民党の候補者が
いなかった、ということが
大きいのだろうとは思います。

ここに島根1区という、自民党の基盤が
きわめて堅い選挙区で、自民党候補との
一騎打ちで、立憲民主党の
候補者が圧勝したということです。

そうなると、単純に「自民党不在」
というだけではない、べつの要因も
影響していることが考えられます。

posted by たんぽぽ at 16:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
たんぽぽ様

亀井亜紀子さんは選択的夫婦別姓には一応賛成していますが、子供の姓を統一することを条件と発言していたことがありました。(私も一緒です)

非嫡出子差別撤廃も反対していたので、たんぽぽ様の基準から言えば、少し保守の人間として警戒した方が良さそうです。

Posted by shinoshi at 2024年05月31日 16:05
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