4月28日の補選で特筆することとして、
立憲民主党の候補者は、3人とも共産党の
支援があったことがあると思います。
立憲民主党は3選挙区のいずれも
圧勝でしたが、そこには共産党が
独自候補を立てず、立憲民主党の候補者の
支援に入ったことも大きいと思います。
そうですね。共産は、東京15区では先に名前が挙がっていた小堤東氏の擁立をとりやめて立憲の応援にまわりました。島根1区でも村穂江利子氏を擁立せずに立憲の応援をしました。だからぼくは当確を知らせる時にちゃんと共産支援と書きました。https://t.co/kq4zNc445J
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) April 28, 2024
東京15区補選
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) April 28, 2024
酒井菜摘氏 当確✅
立憲民主党の公認で共産・社民などが支援する酒井菜摘氏が、日本維新の会の金澤結衣氏、国民と都民が推薦する乙武洋匡氏、諸派の飯山陽氏らを引き離して極めて優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました。
島根1区補選
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) April 28, 2024
亀井亜紀子氏 当確✅
立憲民主党の公認で共産・国民・社民が支援する亀井亜紀子氏が、自民党の公認で公明が推薦する錦織功政氏を引き離して優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました。
長崎3区補選
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) April 28, 2024
山田勝彦氏 当確✅
立憲民主党の公認で社民が推薦、共産が支援する山田勝彦氏が、日本維新の会の公認で教育が推薦する井上翔一朗氏を引き離して極めて優勢で、今後順調に得票を伸ばすと見込まれることから、当選が確実となりました。
共産党を含めた「野党共闘」は
じゅうぶん効果があるということです。
一部では「野党共闘」に否定的な
むきもありますが、今回の補選は
それに反証したと言えるでしょう。
共産党ははじめは独自候補を
立てようとしていました。
立憲民主党が候補者を立てたことで、
独自候補を降ろして、立憲民主党の
支援に入ることにしたのでした。
なので共産党は「野党共闘」へ
参加することに対しては、
依然として積極的ということです。
共産党がおおよそ勝ち目のない
独自候補をほとんどすべての選挙区に
立てるのは、国政選挙においては、
比例票の掘り起こしがあります。
選挙区の候補者が「共産党」の名前を
連呼することでアピールするということです。
なので「候補者を立てる」というより
「選挙の運動員を配置する」という
感じなのだろうと思います。
今回の選挙は補選で比例区がないので、
票の掘り起こしのために
独自候補を立てる意義はないです。
それで共産党は独自候補にこだわらなかった
こともあるかもしれないです。
2021年の衆院選で共産党が参加する
「野党共闘」が失敗したのは、
統一教会の活動が大きいと思われます。
選挙で共産党が伸びそうだとなると、
国際勝共連合という統一教会の関連団体が
つぎのようなびらをポスティングして、
共産党の躍進を阻害しようとします。
「共産党を猛烈に攻撃する統一教会」
現在、統一教会はだいぶ批判を浴びて
まがりなりにもダメージを受けています。
それで今回の補選では反共産党の活動が
あまりできなかったものと思います。
すべての選挙区で、共産党も参加する
野党共闘は難しいだろうと思います。
それでも共産党は現在のところ
野党共闘に積極的ですから、
かなりの選挙区で調整は
進むのではないかと思っています。
維新はいまの時点では下降気味なので、
ひとまず安心かもしれないです。
それでも今後また浮上することはあると思うので、
予断は許さないと思います。
立憲民主党などの野党各党は
維新に主導権を取られないよう、
ふだんから支持を堅めていく
必要があると思います。
政権交代は、野党共闘が理想的なかたちで
実現したとしても、難しいと思います。
政権交代は次期選挙では「ありえない」と
考えたほうがよいと思います。