統一教会の影響があったかどうか
野党が法務省を追求したというニュースです。
2022年8月30日のANNのニュースなので、
2年前の話題であり恐縮です。
「旧統一教会の思想と夫婦別姓…政府の世論調査巡り野党追及(2022年8月30日)」
https://t.co/L683FSua9b
— Satsuma_imo - 薩摩芋 - 誰でも最初は初心者。20240131より余命10年 (@satsuma_im0) June 12, 2024
2022/08/30
旧 #統一教会 の考え方が #選択的夫婦別姓 の議論に影響を与えたのかについて野党側が追及しました。 立憲民主党・山井衆院議員:「統一教会系のそういう思想というものがこういう国の夫婦別姓制度の議論、世論調査作りにも影響を与えたのではないか?」
内閣府が2022年3月の選択的夫婦別姓に
関する世論調査は、ひどく恣意的で
偏ったものだという指摘があります。
その背景には統一教会の影響があるのではないか、
という追求があったということです。
質疑したのは立憲民主党の山井和則です。
わたしがはじめに思ったことは、
選択的夫婦別姓反対と統一教会の関係を、
メディアが取り上げるようになったようだ、
ということです。
かつては、選択的夫婦別姓反対の背後に
統一教会などの宗教団体がいることなど
日本のメディアは絶対に言わなかったことです。
いまから20年ほど前の2004年、
選択的夫婦別姓に反対する団体が、
自民党の法務部会に多数のメールや
手紙を送って圧力をかけたのでした。
そのかいもあったのか、選択的夫婦別姓の
法案提出は「先送り」となりました。
「神道政治連盟を報じないマスコミ」
このとき圧力をかけた反対派(非共存派)の団体を、
当時のメディアは「別姓に反対の支持団体」と
だけしか書かなかったのでした。
この団体は神道政治連盟であることは、
ウェブなどを少し調べればわかります。
神道政治連盟のような宗教団体は、
当時の日本のメディアが触れることは
きわめてまれだったのでした。
「政治の力」と信者からの嫌がらせに
おそれをなして、宗教団体の独善に対して
なにも言えなかったのだということは、
容易に想像できることです。
それから18年後の2022年、内閣府の
世論調査に対する統一教会の影響について
メディアが報道した、ということです。
それなりに状況は変わったと思います。
安倍晋三の銃撃事件以来、統一教会が
猛烈に批判されるようになったので、
メディアも宗教団体を批判しやすくなった
(批判せざるをえなくなった)
ということかもしれないです。
自民党と統一教会(宗教団体)の
癒着くらいのことまでは、メディアも
さかんに話題にすることはあるだろうと、
わたしは思っていました。
それでも選択的夫婦別姓など
家族・ジェンダー問題と統一教会との
関係まではなかなか触れないと
わたしは思っていました。
なのでこの点に関してはいささか意外です。