東京都議会補欠選挙・自民党が大敗今回は9選挙区9議席で選挙が行なわれました。
全選挙区、改選数は1です。
補欠選挙ながら大規模だったといえます。
「東京都議会議員 補欠選挙 2024 開票結果は？」
「2勝6敗の衝撃 自民 東京都議会議員 補欠選挙 2024」
もっとも注目する話題は、自民党の大敗です。
8選挙区に候補者を立てましたが、
2議席しか取れなかったのでした。
都民ファーストは4選挙区に
候補者を立てて3人当選です。
9選挙区あるのに4人しか候補者を
立てないのは、党勢の後退を感じます。
それでも当選者が自民党を超えて
最大人数ですから、健闘したのでしょう。
立憲民主党は3選挙区に
候補者を立ててひとり当選です。
「まだまだ」という感じですが、
1議席も取れないかもと思ったので、
わたしの予想よりは善戦したと言えます。
補欠選挙後の議席数です。
自民党は大敗したものの30議席で、
どうにか第1会派は維持しました。
第2会派は都民ファーストで28議席、
立憲民主党はあいかわらず第5会派ですが、
16議席とひとつ増えたのでした。
今回の東京都議会・補欠選挙における
自民党が大敗を喫した原因が国政にあることは、
わざわざ分析するまでもないと思います。
自民党・安倍派を中心とした
「裏金」問題に対する批判が、
都議会にまでおよんだということです。
自民党では当然ながら危機感が強烈です。
現状で国政選挙になれば自民党は下野する、
つまり政権交代だ、とまで言っています。
都議会自民党の幹部は「厳しい結果。
国政における政治とカネの問題による自民への逆風が、
今回の選挙の結果として出た」と肩を落とした。
また別の都議会議員は「国会での問題なのに、
地方の選挙にまで影響がでている。
2議席を獲得できたのは健闘したと
思えるくらい厳しい選挙だった」と話した。
閣僚経験者からは、2勝6敗という結果が、
今後の選挙に与える影響を危惧する声も聞かれた。
「今の状況で衆議院選挙を行えば間違いなく野党転落だ」
本当に自民党が下野して政権交代が起きることは
さすがにないだろうと思います。
「あえて悲観的な予測をする」という、
こうした場合の相場だろうと思います。
東京都議会・補欠選挙は、同じ日に投開票だった
東京都知事選の陰に隠れているのか、
なぜかメディアでもツイッターでも
ほとんど話題にならないです。
自民党としては危機的状況ですし、
とくに保守、右派や自民党支持層の人たちには
深刻なことではないかと思います。
（蓮舫をバッシングしたり、
石丸伸二を持ち上げたりするより
大事なのではないかと思いますよ。）
地方の選挙とはいえ東京都議会ですから、
日本全体への影響もあります。
補欠選挙とはいえ同時に9議席ですから、
規模は結構大きいと言えます。
なぜに今回の東京都議会・補欠選挙を
話題にしないのかと思います。
（自民党に都合が悪いことだから
話題にしないなんて、メディアが
判断しているとも、あまり思えないです。）
都議会の補選は立憲民主と共産が多数の
議席を取る、なんて言われていたのは、
わたしは知らなかったです。
最近の東京都議会の補欠選挙
（わりとしょっちゅうある）では、
立憲民主、共産はわりあい健闘している
ようなので、もしかしたらと期待した人たちも
いたのかもしれないです。
東京都議会では、自民党の対抗は都民ファーストと、
依然として見られているのでしょう。
自民党に不満や批判が強いとき、票が流れる先は
都民ファーストということだと思います。
全体的にみて都議会補欠選挙に、
センセーションはなかったと思います。
都議会の補選は最近はわりと多いですが、
いつも話題にならないようです。
もともと注目度がたいしたことないのでしょう。
わたしとしては、「みらい社会プロジェクト」の
三春充希氏が東京都議会の補選をぜんぜん話題に
していないらしいことが、しばし意外です。
https://x.com/miraisyakai
（このところはイギリスの総選挙とか、
アメリカ合衆国の大統領選とか、
外国の選挙ばかり取り上げている。）