自民党が選択的夫婦別姓制度についての議論を
7月18日に再開させました。
3年間休眠していた「氏制度のあり方に
関する検討ワーキングチーム」が、
ふたたび立ち上がったことになります。
「選択的夫婦別姓、自民が3年ぶりに議論再開 見通せない意見集約」
「選択的夫婦別姓、経団連の提言受け自民が3年ぶりにWT開催…「冷静な議論を積み重ねたい」」
選択的夫婦別姓、自民が3年ぶりに議論再開 見通せない意見集約 https://t.co/kMNu3Xxygz
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) July 18, 2024
自民党は18日、選択的夫婦別姓制度についての議論を3年ぶりに再開した。早期導入を求める経団連などの要請に応じた格好だが、党内では「伝統的家族観」を重視する議員らの反対論は根強い。
自民、選択的夫婦別姓の議論再開 経団連の提言受け3年ぶり https://t.co/bJcgqOmOYu #ニュース #47NEWS #共同通信ニュース
— 47NEWS (@47news_official) July 18, 2024
本当はやりたくないであろう選択的夫婦別姓の
議論を、自民党が再開させることに
なったのは、経団連からの要望があります。
自民党は18日、選択的夫婦別姓(氏)制度導入の
是非を検討するワーキングチーム(WT)の
会合を党本部で開いた。
経団連が導入を求める提言を公表したことを
踏まえたもので開催は3年ぶり。
経団連は、結婚改姓の問題は、
本人のみならず企業にとってもビジネス上の
リスクになると問題視しています。
そして選択的夫婦別姓の導入は
「多様性政策の一丁目一番地」と
優先度のきわめて高い課題としています。
「経団連が「選択的夫婦別姓」導入を求める提言 経団連として初」
「経団連、選択的夫婦別姓を求める提言 「早く法改正を」」
経団連は10日、選択的夫婦別姓の
早期実現を求める提言を発表した。
婚姻時に夫婦いずれかの姓を選ばなければならない
今の制度は「女性活躍を阻害する」と訴えた。
「政府が一刻も早く改正法案を提出し、
国会において建設的な議論が
おこなわれることを期待したい」と強調した。
同日に記者会見した十倉雅和会長は
「当事者個人の問題として片付けられず、
企業にとってビジネス上のリスクになっている」と述べた。
選択的夫婦別姓は「ダイバーシティー(多様性)
政策の一丁目一番地」だとも語った。
経団連は選択的夫婦別姓の必要性と重要性を、
よく理解しているということです。
自民党としてはつぎの衆院選で、経済界からの
選挙支援も必要になってきているようです。
それがここに来て議論再開に踏み切ったのは、
次期衆院選などをにらみ経済界の要請を
無視できない事情も影響している。
それで経団連がかくも強く要求する以上、
自民党も選択的夫婦別姓の議論を
ふたたびせざるをえなくなったのでしょう。
ふだんなら絶対に避ける政策議論でも、
選挙がかかってくるとしぶしぶながらでも
やりだすというのは、ある意味「正直」で
自民党らしいとは思います。
https://x.com/nana77rey1/status/1804011104038703422
座長が反対派(非共存派)という時点で、
すでに期待できないというものです。