2024年08月14日

toujyouka016.jpg 不本意な結婚改姓をした心のしこり

8月13日エントリで、自民党から出てきた
「しこり」発言について少し見てきました。

選択的夫婦別姓が実現しないことで、
もっと深刻なしこりが残っている人たちがいます。

 


それは結婚と苗字の問題で苦労を
しているかた、とくに望まない改姓を
余儀なくされた女性たちです。
「言わずもがな」のことだと思います。


バービーさんは婚姻届けを出す際、
苗字を変えたくないので、婚約者の男性と
大きなトラブルになったのでした。

「夫婦同姓の強制で大げんかした」
「傷が深かった望まない結婚改姓」

バービーさんは、婚約者の男性と
結婚改姓のお話をした居酒屋に入るのは、
ずっと避けているようです。
婚約者と大げんかをした、
そのときの記憶がよみがえるからです。


バービーさんほど熾烈でなくても、
結婚改姓に関して程度の差こそあれ
なんらかのトラブルがあったり
不満のあるかたは、少なくないと思います。

現行の夫婦同姓の強制のもとで、
結婚と苗字の問題に関して
心に「しこり」が残っているかたは、
たくさんいるだろうと思います。


自民党のお歴々は、夫婦同姓の強制で
犠牲になる人たち、とくに不本意な
結婚改姓の犠牲となる女性たちの
「しこり」なんて、なんとも思わないのでしょう。


そんな「くだらないこと」より、
選択的夫婦別姓の議論をすることで
自分たちに「しこり」が残るという
保身のほうが、ずっと大事なのだと思います。



付記:

「しこりが残る」発言を聞いたとき、
「夫婦同姓の強制で犠牲になる
女性たちのしこりはそっちのけで、
自分たちの保身しか、自民党の連中は
眼中にないのか」とわたしは思ったです。

まともに議論をするとしこりが残る
という状況自体が、そもそも情けないです。
わたしは自民党に対して、
少し軽蔑の気持ちになりました。

posted by たんぽぽ at 22:04 | Comment(5) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 不本意な結婚改姓をした心のしこり web拍手
この記事へのコメント
議論をして「しこり」が残るのは頑迷な老害だけだと思います。
Posted by あいうえお at 2024年08月15日 16:22
イトさんとわたしのふたりだけでなくなった。


>議論をして「しこり」が残るのは

ツイッターの反対派(非共存派)を見ても、
選択的夫婦別姓を求めるかたたちから
議論をしかけられてへきえきしたり、
いたたまれなくなってブロックするのは
多いですからね。

反対派(非共存派)というのは、
議論でやられると(やられるのが宿命だけど)
「しこり」を残すのは多そうです。
Posted by たんぽぽ at 2024年08月15日 21:37
拍手コメントのかた

選択的夫婦別姓に反対するくらいの
「お歴々」は、選択的夫婦別姓が
婚姻率や出生率に関係してくるなんて、
理解はないだろうと思います。

その前に、婚姻率や出生率を回復させる
必要があるとも、思っていないかもしれないです。


選択的夫婦別姓問題に関する、
彼らの関心ごとは、「自分の妻を生来の
苗字に戻させないこと」だと思います。

かかる自己中心的で差別的な劣情で
あたまがいっぱいなので、
選択的夫婦別姓と婚姻率や出生率の
関係なんて、考えがまわらないのでしょう。



拍手コメントのお返事が、いつも遅くて
もうしわけなく思います。

拍手コメントへの返信が早いと、
いつ拍手コメントをいただいたか
第三者が推測しやすくなるので(エントリの
アップロードとわたしの返信との
時間間隔が短くなるから)、それを防ぐためと
思っていただけたらさいわいです。
Posted by たんぽぽ at 2024年08月27日 21:59
またイトさんがやって来た。
妻が生来の名字に戻すことの何が嫌なのか理解できません。
Posted by イト at 2024年08月28日 22:48
>またイトさんがやって来た

わたしとふたりきりではないので、
だいじょうぶ(?)です。


>妻が生来の名字に戻すことの

それはわたしもよくわからないです。

おそらく、妻や子どもに自分の苗字を
名乗らせることで、自分がその家の
「小君主」になりたいという、
「支配欲」ではないかと思います。

だから彼ら反対派(非共存派)の男性は、
自分が改姓して妻の苗字を名乗るのは、
夫婦同姓でも絶対に受け入れられない
ことになります。
Posted by たんぽぽ at 2024年08月29日 21:35
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック