2024年08月15日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓・党議拘束を外せない自民党

前のエントリの続き。

選択的夫婦別姓で意見集約ができない
自民党は党議拘束をはずして、
国会の採決では自主投票にすればいい、
という意見もあると思います。

 

自主投票にすれば意見集約の必要は
ないから、「しこり」も残らないし、
「党が割れる」こともないということです。


自民党が選択的夫婦別姓問題で、
党議拘束を外す可能性は「ない」と思います。

公明党と野党各党は、ほとんどみんな
選択的夫婦別姓に賛成の議員です。
自民党が党議拘束を外して自主投票したら、
公明党、野党各党の賛成議員と合わせて
選択的夫婦別姓は賛成多数になります。

かくして選択的夫婦別姓法案が
可決することは、眼に見えていることになります。


反対派(非共存派)としては、
そんなことは絶対に容認できないことです。
「なんで党議拘束を外した?」と、
自民党内では「しこり」が残るでしょう。
「党が割れる」事態になるかもしれないです。

それゆえ自民党では選択的夫婦別姓に
反対の党議拘束をかけることになります。
党議拘束によって所属議員全員に
反対票を入れさせることによってのみ、
選択的夫婦別姓反対は維持できる、ということです。


付記:

ツイートしたひよこまるさんも、
自民党が選択的夫婦別姓法案で
党議拘束をはずす可能性は「ない」ことくらいは、
じゅうぶん承知だろうと思います。

「こんな簡単な解決手段があるのに、
それさえもできない自民党」を
はっきりしめすために、あえて党議拘束に
ついての指摘をしたものと思います。

posted by たんぽぽ at 19:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
ここまでするということは選択的夫婦別姓反対派はごく少数であると自覚しているのだと思います。
Posted by あいうえお at 2024年08月15日 19:32
国会全体では、反対派(非共存派)議員は、
少数ということは、自民党の議員なら
わかっているのではないかと思います。

そんな反対派(非共存派)議員でも、
世論全体なら、反対派(非共存派)の
ほうが多いと、世論調査を無視して
信じている可能性はあります。
Posted by たんぽぽ at 2024年08月20日 22:50
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