(読売新聞、日本テレビ)で、
選択的夫婦別姓について賛成か反対かを
お尋ねする設問がありました。
「【速報・出口調査】「選択的夫婦別姓」全世代で賛成多く」
【速報・出口調査】「選択的夫婦別姓」全世代で賛成多く#衆議院選挙https://t.co/43SVaJsvN1
— 日テレNEWS NNN (@news24ntv) October 27, 2024
この調査は、選択的夫婦別姓の是非について
「賛成」
「どちらかといえば賛成」
「どちらかといえば反対」
「反対」の
4つの選択肢があります。
18-19歳から70代以上までのすべての世代で、
「賛成」がもっとも多くなっています。
さらには70代以上を含めて単純な「賛成」が
「どちらかといえば賛成」より多いです。
選択肢がこまかくわかれていると、
「どちらかといえば賛成」が「賛成」より
多くなる傾向があると思います。
それでもこの調査では選択的夫婦別姓に
単純な「賛成」が多いです。
「賛成」と「どちらかといえば賛成」を
合計すると、70代以上をふくめた
すべての世代で、半数以上が
選択的夫婦別姓に賛成です。
世代別に見ると若年層ほど
「反対」「どちらかといえば反対」が
少なくなる傾向があります。
とくに18-19歳は「賛成」が48%で
半数近く、「どちらかといえば賛成」を
合わせると79%で、8割近くになります。
20代から60代にかけては
おおむね「賛成」が4割程度、
「どちらかといえば賛成」が3割程度です。
これらを合わせると7割程度が
選択的夫婦別姓に賛成になります。
70代以上だけがほかの世代とくらべて
特異的で、賛成が少なくなっています。
それでも「賛成」33%がもっとも多く、
「どちらかといえば賛成」を
合わせると54%で半数を超えます。
今回の出口調査の傾向は5月に行なわれた
NHKの選択的夫婦別姓の世論調査と、
ほぼ同様のものとなっています。
「選択的夫婦別姓・60代まで賛成が7割」
NHKの世論調査では、30代がもっとも
選択的夫婦別姓に賛成の割合が高い世代でした。
今回の日本テレビと読売新聞の
出口調査では、10代、20代の賛成の割合が
30代より高く、若年層の賛成の傾向が
少し強まったと思います
70代以上だけ特異なのは
NHKも今回の出口調査も同様です。
NHKの世論調査では70代以上の賛成は
5割を超えなかったので、出口調査では
賛成の割合が高まったことになります。
選択的夫婦別姓が衆議院選の争点と
なったことで議論が活発になり、適切な情報が
まがりなりにも増えたのでしょう。
これによって、これから結婚を控えた
「自分の問題」として考える若年層と、
反対が多く浸透させる余地のある高齢層で、
選択的夫婦別姓に対する理解が少し進んだ
ということかもしれないです。
この調査結果を見ると、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)はその多くが
天国に近いところにはいるようですね。
それでもわたしは楽観できないのですが。
20%前後とはいえ各世代に
反対派(非共存派)がいる以上、
選択的夫婦別姓の実現を阻止する力には
なりえると思います。
反対派(非共存派)は内閣府の
世論調査を使っています。
これは反対が多くなるようにした
偏った調査だと、批判が出ているものです。
https://x.com/chinjo_action/status/1670312888588992512
これに加えて、反対派(非共存派)は、
旧姓使用と回答した人たちを
全部「反対」にカウントしています。
「旧姓使用がよいが、次善として
選択的夫婦別姓を導入するのがよい」と
考える人がいることは無視します。
http://lacrima09.web.fc2.com/teardrops/against/friend1.html