2025年01月03日

toujyouka016.jpg 2024年衆院選・女性当選者が過去最高

いまさら2024年の衆議院選挙の
お話で恐縮ですが、女性当選者の人数と
割合が過去最高となりました。

「女性当選者、最多の73人 比率16%、当選率23%【24衆院選】」
「女性当選者、最多を更新…2009年衆院選の54人を上回る」
「女性の当選、立民が最多30人…次いで自民19人・国民6人」

 
2024年10月の衆院選における
女性当選者は73人で、全体の15.7%です。



政党べつに見ると女性当選者がもっとも
多いのは立憲民主党で30人、20.3%です。
新人にかぎっても立憲民主党が
やはりいちばん多いです。

この点に関しては立憲民主党は
安定したものがあると感じます。

政党別に見ると、最も多かったのは
立憲民主党で30人(同党の当選者の20.3%)。
自民党19人(同10.0%)、
国民民主党6人(同21.4%)と続き、
日本維新の会、公明党、れいわ新選組は各4人だった。
共産党は3人、参政党2人、
政治団体「日本保守党」は1人。

女性当選者のうち新人は32人で、
前回の10人から3倍増。
立民が13人で最も多く、国民が5人、
自民3人などと続いた。


衆議院で、過去に女性当選者の
最多を更新したのは、民主党が大勝して
政権交代が実現した2009年でした。
女性当選者は54人、11.3%です。

「女性当選者過去最多」

2024年の衆院選は、立憲民主党は
大きく議席を伸ばし、自民党は連立する
公明党と合わせても過半数に
とどかないという大敗でした。

立憲民主党などリベラル系野党が
議席を伸ばし、自民党が議席を減らすと、
議会全体の女性の当選者数が
増える傾向にある、ということです。


2012年の衆院選で、安倍・自民党が大勝し、
ふたたび自民党が政権をとりました。
このとき女性の当選者は38人、7.9%と、
大幅に減少しました。

「女性議員がまた減った」

このあと2014、2017、2021年の衆院選で、
自民党は安定な勝利を続けてきました。
そのあいだは、女性の当選者は40人程度、
割合は10%前後の推移で、低迷を続けていました。

自民党が多数の議席を獲得し、
リベラル系野党の議席が伸びないと、
女性当選者の数も減るということです。


2012、2014、2017年の3回の衆院選は
安倍晋三が首相でした。
安倍政権は「女性活用」を公約にして、
女性の活躍の機会を広げるようなことを
つねづね言っていました。

自民党、あるいは国会に関しては、
自民党・安倍政権のもとでは女性の活躍の機会は
むしろ抑えられていたと言えるでしょう。

posted by たんぽぽ at 18:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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