現在結婚している夫婦の約8割が、
結婚するとき苗字を夫婦のどちらを選ぶか、
話し合わずに決めたことがわかりました。
「夫と妻のどっちが改姓? カップルの4組に3組が話し合わず決定」
2025年2月22日 毎日新聞
— 選択的夫婦別姓制度の実現へ (@bessei_family) February 22, 2025
BeMe〜私らしく
結婚時の改姓、夫婦78%「話し合わず」 別姓訴訟弁護団が公表https://t.co/vQVbZScFZv
結婚する際に夫婦のどちらが改姓するかについて、4組に3組の夫婦が話し合い自体をしていない――。大阪大大学院の三浦麻子教授(社会心理学)の調査で、こんな結果が明らかに..
大阪大学の三浦麻子教授の調査です。
ウェブを使った調査で、1500人のうち
約半分ほどの726人から回答がありました。
年齢層は20-70代と全世代に広がっています。
男性375人、女性351人なので男女ほぼ同数で、
サンプルは広範に採られていると思います。
調査は2024年10月、ウェブ上で
全国の約1500人を対象に実施。
回答者のうち、現在も結婚している20〜70代の
726人(男性375人、女性351人)に対し、
夫婦でどちらの姓にするかを結婚時に
話し合ったかどうかを聞いた。
結婚するときに夫婦の苗字をどちらにするか
「話し合った」は全体の17%、
「話し合わなかった」は78%でした。
「覚えていない」が5%あります。
「覚えていない」をのぞくと、どちらが改姓するか
話し合わなかったかたは、8割以上になります。
結婚後の苗字は夫婦のどちらを選ぶかなんて、
話し合わないのが「あたりまえ」という感じです。
話し合うかたが「特例」と言えます。
婚姻の95%のケースにおいて、
女性が改姓するのが現状です。
よって、これは「話し合うまでもなく、
改姓するのは女性と決まっている」
ということを意味します。
毎日新聞の記事では、夫婦のどちらが
改姓したかで、わけた結果も出ています。
妻が改姓したケースは、「話し合った」が15%、
「話し合わなかった」が80%です。
結婚したら女性は改姓することが、
それだけとうぜんとされていることが、
あらためてはっきりしめされたと言えます。
「こんなことだろうと思った」と思ったかたも、
いらっしゃるかもしれないです。
それでも話し合わないことが、
ここまで「徹底」していると、
いささか衝撃的かもしれないです。
女性である自分の意思を確認せずに、
夫が独断で夫の苗字を選んで
婚姻届けを出した、というお話があります。
このようなケースは「一般的」であり、
さほどめずらしくないことだと、
あらためて認識できたと思います。
「女性に意思確認せず男性の苗字を選ぶ」
夫の姓になってもう20年以上。今の姓で子育てをしたし旧姓時代より長く仕事もしているけど、選択的夫婦別姓が導入されて私たちも元の姓に戻せることになったら、どんなに手続きが面倒でも私は旧姓に戻すと決めてる。何の意思確認もなしに当然のように私に改姓させたことは今でも納得できていない。
— aki (@__aki_aki__) April 18, 2022
夫が改姓したケースは、「話し合った」が47%、
「話し合わなかった」が52%です。
男性の改姓は「一般的」ではないので、
自動的に決まることはなく話し合いが必要、
ということなのでしょう。
それでも全体の半数以上のケースで、
話し合わずに決まっています。
男性が改姓するケースというのは、
それがすでに「既定路線」となっていることが多い、
ということかもしれないです。
「自分は話し合って妻に改姓してもらった」
なんてしらじらしいことを言っている、
反対派(非共存派)男性をなんとかしたいです。