2025年03月29日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓否決で内閣不信任案?

立憲民主党の野田佳彦代表が、
衆議院で成立した野党の法案が
参議院で否決された場合、内閣不信任案を
提出する可能性をしめしました。

「野党案が参院否決なら不信任も 立民代表、夫婦別姓を例示」

その具体的な例として選択的夫婦別姓法案を
やりだまにあげています。

 


記事は短いので全文引用します。

立憲民主党の野田佳彦代表は25日のBS日テレ番組で、
野党が一致して衆院で可決した法案が
与党多数の参院で否決された場合、
内閣不信任決議案提出を検討する意向を示した。
選択的夫婦別姓制度導入法案を例に挙げ
「野党が固まれば議員立法が衆院を通過する。
国民が支持する政策を参院で否定しにくい状況になる。
石破茂首相が呼応しないなら不信任も
当然、視野に入る」と述べた。

内閣不信任案に関し「伝家の宝刀だ。
恒例行事のように出してきたが、
今回ばかりは衆院解散を伴う」と指摘。
提出については「野党の足並みなどを総合的に判断し、
適切なタイミングで考えたい」と語った。


選択的夫婦別姓法案が否決されたら
内閣不信任案を提出、というかまえです。
選択的夫婦別姓が、ここまで政局に大きく
影響する大政策になるとは、思わなかったです。

これまでは国会で少数の野党が
内閣不信任案を提出したところで、
国会で多数をしめる与党に
否決されるのが必然でした。

それゆえ内閣不信任案の提出は、
野党の「意思表示」程度の意味合いしか
なかったと言えます。


与党が過半数割れしているいまなら
内閣不信任案が可決する可能性はあります。
選択的夫婦別姓を否決すれば、
石破政権は辞任か解散総選挙の
どちらかを採ることになります。

現時点では、与党が多数の参議院で
自民党が反対して、選択的夫婦別姓が
否決される可能性はあります。
それでおしまいにならないよう、
立憲民主党は対策を考えたのでしょう。

立憲民主党は、自民党の出かたに応じた
戦略を考えていると言えます。
選択的夫婦別姓の実現に対して、
立憲民主党は思ったより本気のようです。

posted by たんぽぽ at 18:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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