2025年04月12日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓・人によって異なるイメージ?

国民民主党が選択的夫婦別姓法案に関して、
問題含みな案をしめそうとしています。
「結婚前の姓の使用を幅広く認めつつ、
戸籍制度を残し、筆頭戸籍者を定める」のが
ポイントだそうです。

自民党など選択的夫婦別姓の反対派
(非共存派)の主張する「旧姓使用の拡大」に
近い法案を提出しようということです。

 


玉木雄一郎に言わせると、選択的夫婦別姓は
「人によって持つイメージが異なる」そうです。
そして「もっと解像度の高い議論」が
必要だと考えているそうです。

「人によって持つイメージが異なる」とは、
どのように異なるのかと思います。
「解像度の高い議論」とは具体的には
どんな議論なのかと思います。

具体的にどんなことをさしているのか
わからない抽象的なことを言うのは、
反対派(非共存派)に典型的なことです。


「人によって持つイメージが異なる」は、
どういうことか予想できないこともないです。

「望まない結婚改姓の問題に直面する女性」と
「自分の妻が生来の苗字に復姓したら
嫌だという男性」とのあいだで、
イメージが異なるということです。

「自分が望まない改姓を避けられるか」と、
「自分は改姓しない前提のもと
結婚相手を改姓させられるか」ですから、
選択的夫婦別姓とは自分にとって
どんな問題になるかは異なると言えます。


旧姓使用の拡大に近い案を国民民主党が
しめすということは、「自分の妻が復姓したら
嫌だという男性」の持つイメージを
重視するということでしょうか?

そのような男性が選択的夫婦別姓に対して
持つイメージは、むしろこれまでずっと
重視や配慮をされ続けてきたと思います。

「結婚改姓に直面する女性」が、
選択的夫婦別姓問題に対して持つイメージこそ、
無視や軽視をされ続けてきたと言えます。

「人によってイメージが異なること」を
認識することが大事だというなら、
結婚改姓に直面する女性の持つイメージを
もっと重視することだと思います。

posted by たんぽぽ at 13:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
実際に困っている人にイメージを優先すべきですね
Posted by あいうえお at 2025年04月14日 16:56
「実際に困らせている人」にイメージを
優先させているので、「幅広い支持」なんて
ぼやかした言いかたをするのだと思います。

選択的夫婦別姓に関しては、
長いあいだ「実際に困らせている人」を
重視しすぎてきたと思います。
国民民主党は、まだそれをやるのかと思います。
Posted by たんぽぽ at 2025年04月15日 21:46
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