2025年05月04日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓で続かなくなる人生

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を加える。

 
2013年にニュージーランドで同性結婚の
法制化を実現した、モーリス・ウィリアムソンの
有名なことばがあります。

「同性婚を認めても、関係ない人にはただ今まで通りの人生が続くだけ」

明日も太陽は昇るでしょうし、あなたの10代の娘は
すべてを知ったような顔で反抗してくるでしょう。
明日、住宅ローンが増えることはありませんし、
皮膚病になったり、湿疹ができたりもしません。
布団の中からカエルが現れたりもしません。

明日も世界はいつものように回り続けます。
だから、大騒ぎするのはやめましょう。
この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、
関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです。

同性結婚が法制化されても、あしたはおなじように
やってくるし、同性結婚と関係ない人たちは、
いままでどおりの人生が続くということです。


日本の選択的夫婦別姓でも同じことは
そのままあてはまると思います。
選択的夫婦別姓が実現しても、
あしたはおなじようにやってくるし、
夫婦同姓にしている人たちは、
いままでどおりの人生が続くはずです。

でも日本の選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)たちは、ウィリアムソンの
ことばを聞いても、つぎのように
思うのではないかと、わたしは想像します。

選択的夫婦別姓が実現したら、
うちの嫁はきっと生来の苗字に復姓する。
おれは「妻に復姓される男性」であり、
選択的夫婦別姓法案に「関係がある人」だ。

うちの嫁が復姓したら、それはおれにとって
離婚したのと同じようなものだ。
明日も太陽は昇るし、ふとんから蛙は出てこないが、
おれのいままでの人生はもう続かないんだ。


posted by たんぽぽ at 21:51 | Comment(1) | TrackBack(0) | 更新記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
いつもと違う方向で書いてみます。
「女のいない男たち」という村上春樹の短編集がありますね。

表題の作品含めて、意味の分からない内容ですがひとつだけ分かりやすいのは「女のいない男たちになるのは簡単。ひとりの女性を深く愛して、それからその女性が去ってしまえばいい」と。

だったら、その傷が癒えたときに別の女性を探せばいいと思いますが、どうも村上春樹の言いたいことはそういうことではないらしい。
彼、個人のなかで何かあったのだろうかとも思いますが。

要するに、いるべきである女性が去ることはかなり深刻なことで、女性側にとって、いるべき男が去るよりもダメージがおおきいということなのでしょう。

そこで自分の妻が旧姓に戻すというのは、別に妻が去ってしまうわけではありません。
しかし、そのような男性は今になって旧姓に戻すのは離婚宣告と同じだからハッキリと去ってほしいと思っているのかもしれませんね。

しかし村上春樹は、いるべき女性に去られた男のダメージは大きいと。
その男の年齢的な問題では?と思う反面、確かに若い場合でも、いるべきと認識している女性に去られるのはキツい。
そうやって面倒だから恋も結婚もしないという人生だと余計にキツい。というより生きている価値がない。
男の弱さはそこにあるんですよね。
Posted by ネル at 2025年05月06日 01:37
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