2025年06月05日

toujyouka016.jpg 妻に自分の苗字を名乗らせたいのはなぜか?

「たんぽぽのなみだ」サイトに
「本館」>「反対派の精神構造と思考構造」>
 「選択的夫婦別姓反対派の本性」>
 「なぜ妻と子どもに自分の苗字を名乗らせたいか」
を加える。

 
選択的夫婦別姓に反対する男性が、
妻と子どもに自分の苗字を名乗らせることに
固執するのは、自分が家庭の「小専制君主」に
なりたいからだろうと思います。

相手の女性が自分の苗字に改姓することで、
妻は自分のものにになった「所有意識」や
自分が妻に対して「支配者になった」
という意識が出てくるのだと思います。

この「所有意識」「支配者意識」が
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
男性にとっては重要なのでしょう。



DVの加害男性を見ていると、妻が自分の苗字に
改姓したことで、妻は自分のものになったという
所有意識や、自分が支配者になった意識が
出てきた例が多いという調査があります。

「結婚したら「彼女が自分のものになった」 DV加害者がみた妻の改姓」

団体は21年にも、DV加害者の男性14人にアンケートした。
全員の妻が改姓していて、改姓によって
「僕の家の家風、しきたり、習慣などに合わせてくれるはずだ」と
期待した男性が10人にのぼった。

アウェアの代表で、加害者と20年以上にわたり
向き合ってきた山口のり子さん(74)は
「DV加害者にとって、相手の改姓は『自分が支配していい』と
期待をもたせる装置になっている。
支配の意識がDVにつながる」と指摘する。

結婚後に「特権意識」が生まれた原因について、
この男性は「彼女が自分と同じ姓になったことが
大きく影響していると思う」と振り返る。
「彼女は自分の家の人になったので、自分が過ごしやすいように
取りはからってもらって当然だと考えた。
自分が思うような行動をしなかったら腹を立てていいんだと、
精神的なDVがエスカレートしていった」

DVに走るほど悪質ではないにしても、
妻が自分の苗字に改姓したことで、
所有意識や支配者になった意識が生じる男性が
一定数いることはたしかなようです。

posted by たんぽぽ at 23:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 更新記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 妻に自分の苗字を名乗らせたいのはなぜか? web拍手
この記事へのコメント
彼らの考え全く理解できません。
Posted by あいうえお at 2025年06月06日 21:34
前時代的な因襲的家族観と無縁なかたでしたら、
「妻に自分の苗字を名乗らせたい」という
メンタリティはまったく不可解だと思います。

反対派(非共存派)が長いあいだ
選択的夫婦別姓の実現を阻止できたのは、
批判する側が彼らのメンタリティを
なかなか的確に把握できなかったから、
ということもあるのではないかと思います。
Posted by たんぽぽ at 2025年06月08日 21:52
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック