2025年06月15日

toujyouka016.jpg 「親子別姓は問題」の根拠はしめさないらしい

6月12日エントリの続き。

「家族別姓は無責任だ」と言ってのける
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の続き。

親子で苗字が異なるとどんな問題があるのか、
具体的な根拠をしめす必要があることを、
わたしはお話したのでした。

 


すでに同様の指摘をしているかたがいました。
くだんの反対派(非共存派)のツイートに
直接リプライしてお尋ねしています。


最初のツイートの反対派(非共存派)からの、
このお尋ねに対する回答はないようです。

リンクして「おっしゃるとおりです」と
同意している産経新聞の記事を見ましたが、
親子別姓だとどんな問題があるのか
その根拠までは述べられていないです。

「自民・山下氏「責任放棄だ」選択的夫婦別姓で戸籍法を示さない立民案に 米山隆一氏と対決」

「(別姓を)選択すれば、親子の親の一方は
子と姓が違う、必ず家族別姓になる。
選択しなければ婚姻前の姓である旧姓の法律上の
手当はないという究極の選択を迫る制度だ」

「究極の選択」と言っているのですが、
親子で苗字が異なることの
なにが「究極」なのかと思います。
それをはっきりさせる必要があるでしょう。


最初のツイートの反対派(非共存派)は、
親子で苗字が異なることの問題とはなにかを、
しめすことだと思います。

「親子別姓は無責任すぎる」と糾弾しておいて、
根拠をしめさないなら、それこそ
無責任すぎるというものです。



最初のツイートの反対派(非共存派)は
若林ようへい、自民党の参議院議員で、
御殿場の市長を4期つとめていました。

ツイッターのプロフィールを見ると、
「日本と静岡の輝かしい未来のために、
国政に進出した」という趣旨のことを書いています。


選択的夫婦別姓に反対して、日本と静岡に
どんな「輝かしい未来」があるのかと思います。
「お先真っ暗」というものです。



謝辞:

6月12日エントリのコメント欄で、
若林ようへいが御殿場市長をつとめていた
という情報をくださった、あいうえおさん、
ありがとうございます。

posted by たんぽぽ at 18:35 | Comment(3) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
しいて言えば前段階というか、選択的夫婦別姓が導入されている国で同姓を選択したご夫婦は、夫婦だけなら別姓にしたかったが子供と別姓になりたくない、子供が気の毒という判断で同姓にした、というケースもあろうかと思います。

しかし、これには再現性がありません。
同じ男女に子供が生まれて別姓と同姓の家族生活をそれぞれ同年齢、同期間過ごさなければ答えはでない。
しかし、その再現性は不可能ですからね。

「自信の問題」もあるかな。
夫婦別姓、親子別姓でも何ら問題ない!という自信が現実になるのかもしれません。
逆に自信がなければ同姓にしたほうがいいのは同然ですね。
Posted by ネル at 2025年06月15日 23:29
そういう若林さんが奥さんの名字に改姓すれば親子別姓は解決するんですよね。
Posted by あいうえお at 2025年06月16日 16:29
あいうえおさん
こちらにコメントありがとうございます。

選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の男性は、
自分が改姓することは、ぜったいに考えないのですよね。

相手の女性が改姓したくない場合、
自分が改姓すれば夫婦同姓になれて
親子別姓にならないのに、この簡単な解決策を
反対派(非共存派)の男性諸氏は、
なぜか考えないし受け入れもしないです。
Posted by たんぽぽ at 2025年06月16日 22:24
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