2025年07月03日

toujyouka016.jpg 安倍晋三の政策へ回帰する反対派

前のエントリの続き。

自民党の議員連盟「創生日本」が、
安倍晋三の政策への回帰を主張して、
選択的夫婦別姓に反対していることの続き。

 
「創生日本、夫婦別姓に反対 「安倍氏の政策回帰を」」


議連の木原稔事務局長は「安倍晋三元首相が
やり残した政策に立ち返るべきだ」と訴えた。

論点整理では憲法改正について
「軍事組織としての自衛隊、緊急事態条項を
明記する改憲を成し遂げる」と強調した。
自民支持率の低迷や昨年の衆院選で大敗した一因として
「第2次安倍政権が掲げた政策を
見失いつつあること」と挙げた。 

選択的夫婦別姓に反対する理由として、
「安倍晋三の政策への回帰」があることも、
問題にするところだと思います。

政治とは、現在と未来で暮らし、
生きていく人たちのためにあるからです。
現実に生きている人たちを差し置いて、
なくなった人の政策や思想を優先させる時点で、
政治の役目を見誤っているというものです。

選択的夫婦別姓は、まさに現在と未来を
生きる人たちが必要としています。
それを「安倍晋三が言っていたから反対」では、
まさしく生きている人より
なくなった人を優先させる「倒錯」です。


片山さつきの「安倍晋三の遺言」もそうですが、
自民党の中には安倍晋三にこだわる
「安倍晋三の思い出」をいつも心のそばに
置いていそうな議員が多いと思います。

「選択的夫婦別姓反対は安倍晋三の遺言」

これらの議員たちは、安倍晋三の威光のもとで、
自分たちが権力をふるってきた
昔日がなつかしいのでしょうか?
過ぎ去った過去ではなく、現在と未来を見て
政治をしていただきたいものです。


一般の人たちは「安倍晋三の思い出」を
いつまでも持ち出す自民党の議員を
どう思っているのかと思います。
彼らに対する世論からの批判が
顕在化しているようすは、いまのところないですが。


「安倍晋三の思い出」問題については、
わたしの思うところはまだありますが、
今回はここまでにしたいと思います。

posted by たんぽぽ at 22:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
生きてる人の名前に効果がないから亡くなった人の名前を使ってますね。
Posted by 改姓した男の人 at 2025年07月04日 00:12
改姓した男の人さん
おひさしぶりです。

安倍晋三の周辺にいた人たちは、
それなりにネームバリューのある人もいるけれど、
安倍晋三本人にはおよばないですね。
Posted by たんぽぽ at 2025年07月04日 22:39
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