参政党・神谷宗幣の「若い女性には仕事につかず
出産や子育てをする支援する」という主張について、
手短かですが反論している記事があります。
「「幾重にも誤り」「女性蔑視が過ぎる」参政党代表の第一声に専門家ら指摘」
記事の見出しには「専門家ら指摘」とありますが、
この「専門家」は「あすには」の井田奈穂さんです。
参政党の神谷代表が「高齢の女性は子どもは産めない」などと発言したことをそのまま伝えるのではなく、問題点まで指摘している神奈川新聞の記事です。https://t.co/QbQ3GI8KGf
— 南 彰 MINAMI Akira / 「歩く民主主義 100の声」 (@MINAMIAKIRA55) July 6, 2025
ここではつぎの「子育ての主語はほぼ女性」
という指摘を、少し見ておきたいと思います。
演説の中で、子育ての主語はほぼ女性だった。
井田さんは「『女性から教育や社会進出を奪い、
家庭に閉じ込めておけば産む』というのは
短絡的思考」と一蹴し、強調する。
「誤った考えであることは歴史も証明している」
主語がほとんど女性ばかりというのは、
「子育ては女性の問題」「人口減少の責任は女性」
という意識のあらわれということになります。
ある種の男性にありがちだと思います。
男性の責任や男性の問題はほとんど
意識されていないものと思います。
現状の「子どもの人口崩壊」という
歴史的失策をまねいたのはほかならぬ
男性中心主義の社会であり、
それを担いつづけた男性たちの責任です。
「平成の歴史的失策・子どもの人口崩壊」
それなのに人口減少が問題になると
にわかに女性を主語にして責任を押し付けるの
ですから、ご都合主義もいいところです。
これまで散々女性を無能扱いして客体化してきた歴史があるのに、少子化の文脈の中では急に女性が主語になり責任転嫁される。「女性が」産めない、産まない、地域に定着しない、知識がない、やせすぎている、けど働け、など。だから気持ち悪い。そういう社会を作ってきたのは誰の仕業で誰の責任なのか。
— 染矢明日香 (@asukasuca) July 3, 2025
出産は女性だけではできず、男性が必要です。
そして子育ても、女性ひとりでは困難で、
パートナーである男性の協力が必要です。
となれば「学校を卒業して仕事をしないで
育児に専念する女性のパートナーは
どんな層の男性を想定しているか?」や、
「同世代の男性は出産や育児にどうかかわるのが
よいか?」も問題にするところです。
これ大事なとこですよね。メディアはこういう主張をする政治家には、「10代女性に子を産ませたいのなら、同世代の男性は出産や育児にどう関わるべきだと思いますか?」と聞いてほしい。なんなら「出産する10代女性のパートナーはどういう層の男性を想定していますか?」と続けてもいいかも。 https://t.co/oOQ9qrdZyY
— mipoko (@mipoko611) July 4, 2025
おっさん達「女は10代で産め!」とはやたら言いたがるのに、
— エピちゃん (@epichan77) July 3, 2025
「男は10代で腹括って妻子養え!」とは絶対言わないんよな。
結局色々理由つけて10代の女とセックスしたい&男抜きで幸せを確立する女が許せない、だけだよね。
人口減少が問題になっているときに、
「相手の男性はどんな人を想定するか」や
「相手の男性は出産や育児にどうかかわるか」を
問題にすることは、ことのほか少ないと思います。
参政党の神谷宗幣の「第一声」には、
このような「男性の問題」や「男性の役割」は
ほとんど出てこないみたいです。



自分は育児にできるかぎりかかわらないで
すませたいと思っているのも、
少なからずいると思います。
そのような「若い男性」たちなら、
賛同や支持をするものと思います。