2025年07月13日

toujyouka016.jpg 出産・育児に男性はどうかかわるのか?

7月12日エントリの続き。

参政党・神谷宗幣の「若い女性には仕事につかず
出産や子育てをする支援する」という主張について、
手短かですが反論している記事があります。

「「幾重にも誤り」「女性蔑視が過ぎる」参政党代表の第一声に専門家ら指摘」

記事の見出しには「専門家ら指摘」とありますが、
この「専門家」は「あすには」の井田奈穂さんです。

 


ここではつぎの「子育ての主語はほぼ女性」
という指摘を、少し見ておきたいと思います。

演説の中で、子育ての主語はほぼ女性だった。
井田さんは「『女性から教育や社会進出を奪い、
家庭に閉じ込めておけば産む』というのは
短絡的思考」と一蹴し、強調する。
「誤った考えであることは歴史も証明している」

主語がほとんど女性ばかりというのは、
「子育ては女性の問題」「人口減少の責任は女性」
という意識のあらわれということになります。
ある種の男性にありがちだと思います。
男性の責任や男性の問題はほとんど
意識されていないものと思います。


現状の「子どもの人口崩壊」という
歴史的失策をまねいたのはほかならぬ
男性中心主義の社会であり、
それを担いつづけた男性たちの責任です。

「平成の歴史的失策・子どもの人口崩壊」

それなのに人口減少が問題になると
にわかに女性を主語にして責任を押し付けるの
ですから、ご都合主義もいいところです。



出産は女性だけではできず、男性が必要です。
そして子育ても、女性ひとりでは困難で、
パートナーである男性の協力が必要です。

となれば「学校を卒業して仕事をしないで
育児に専念する女性のパートナーは
どんな層の男性を想定しているか?」や、
「同世代の男性は出産や育児にどうかかわるのが
よいか?」も問題にするところです。


人口減少が問題になっているときに、
「相手の男性はどんな人を想定するか」や
「相手の男性は出産や育児にどうかかわるか」を
問題にすることは、ことのほか少ないと思います。

参政党の神谷宗幣の「第一声」には、
このような「男性の問題」や「男性の役割」は
ほとんど出てこないみたいです。

posted by たんぽぽ at 17:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
同世代の男性も若いうちに子育てしなきゃいけないから反対するでしょ。
Posted by あいうえお at 2025年07月14日 22:03
同世代の若い男性の中には、
自分は育児にできるかぎりかかわらないで
すませたいと思っているのも、
少なからずいると思います。

そのような「若い男性」たちなら、
賛同や支持をするものと思います。
Posted by たんぽぽ at 2025年07月17日 00:01
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