選択的夫婦別姓が選挙の重要争点だというので、
問題を考えていただくために取り上げたのでしょう。
「親子で名字が違うと困る?争点の「選択的夫婦別姓」“事実婚”を経験した夫婦の思いとは【選挙そのまえに】」
番組では、長いあいだ夫婦別姓を
続けているかたを取材しています。
内容的にはごく一般的なものだと言えます。
夫婦の双方が結婚改姓しない選択が
必要なことや、夫婦別姓でも子どもになんら
問題がないこと、事実婚や旧姓使用では
ふじゅうぶんなことなどが、語られています。
番組の最後では、スタッフが選択的夫婦別姓の
問題について簡単に議論します。
このとき戸籍の問題が出てきたことを、
ここでは簡単にお話しておきたいと思います。
反対派(非共存派)の意見は「選択的夫婦別姓を
導入すると戸籍制度が崩壊する」です。
番組では「一部のSNSの意見」として紹介しています。
「戸籍が崩壊する」は、SNS(ネット)では
よく見かけますが、SNS(ネット)以外では、
あまり見られない意見なのでしょう。
それに対する推進派からの反論として、
「選択的夫婦別姓を導入しても
戸籍の機能や重要性は変わらない」という
歴代法務大臣の意見がしめされています。
これは2023年2月の衆議院予算員会で、
齋藤法務大臣が「戸籍の機能や重要性は
変わらない」うんぬんと答弁しています。
「戸籍は破壊されない・法務大臣から確認された」
「2023年2月2日「衆議院」予算委員会 吉田はるみ議員」
3⃣まさに旧統一教会の思想と一緒のところがあるわけです。どうしても選択的夫婦別姓駄目だという方の中には、戸籍法が維持できないんだというようなことをおっしゃる方もいます。戸籍法上何か問題がございますか。
— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) February 2, 2023
齋藤法務大臣
戸籍はですね、日本国民の親族的身分関係を登録、
4⃣公証する唯一の公簿であり、仮に選択的夫婦別氏制度が導入された場合でありましても、その機能や重要性が変わるものではなくそのことによって大きな問題が生じるとは考えておりません。
— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) February 2, 2023
吉田はるみ議員
今のとても大事な答弁だったと思います。司法の側もこの選択的夫婦別姓に関して
「一部のSNSの意見」と「歴代法務大臣の意見」、
まともなリテラシーの持ち主なら、
どちらを信用するかは言うまでもないです。



きっとそうだと思います。
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は
「まともなリテラシーの持ち主」でない、
ということです。
>彼らの「戸籍の破壊」=「自分にとって都合の悪いように戸籍制度が変更されること
自分にとって都合が悪い変更というと
自己中心的なのがあきらかなので、
「戸籍の破壊」と言っていることは考えられます。
しかもほぼ選択的夫婦別姓の導入のときしか、
彼ら反対派(非共存派)は「戸籍の破壊」と言わないです。
彼ら反対派(非共存派)にとって
「自分にとって都合が悪い=選択的夫婦別姓の導入」
ではないかと思うくらいです。