婚姻のとき夫婦のどちらの苗字を選んだかに
ついて調べた調査があります。
「夫婦の姓(名字・氏)に関するデータ」
「夫の姓・妻の姓別にみた婚姻件数(平成7(1995)年〜令和5(2023)年)」
こちらの記事で、調査結果を紹介しています。
「「選択的夫婦別姓導入を」―国連が4回目の勧告 : 夫婦別姓をめぐる動き」
2023年は婚姻総数が47万5000件ほどあります。
夫の苗字を選んでいるケースは94.5%、
妻の苗字を選んでいるケースは5.5%です。
(初婚にかぎると、妻の苗字を選ぶケースは
もっと少なくなる。)
これは男性が改姓する割合が5.5%、
女性が改姓する割合は94.5%ということです。
結婚したら女性は改姓すると決まっている
と言っていいレベルです。
厚生労働省の人口動態統計によると、2023年に婚姻した夫婦約474,741組のうち、男性が妻の姓を選択した割合は5.5%(26,344組)です 。
— 井田奈穂|一般社団法人あすには代表理事|ライター (@nana77rey1) August 2, 2025
この30年、一度も1割を超えたことがなく改姓の負担を負っているのは9割以上女性です。https://t.co/3Y1dobjmA6 https://t.co/yvixvSqYbg pic.twitter.com/BAai1ACALL
割合で見ると、妻の苗字を選ぶケースは、
1995年には2.6%でした。
それから30年ほどかけて、わずかずつですが、
妻の苗字を選ぶケースが増えてはいます。
それでも増えかたは微々たるものです。
「女性が改姓するのがあたりまえ」という
社会通念は依然として強固であり、
「変化した」とはとても言えない状況です。
件数で見ると、妻の苗字を選ぶケースは
2000年ごろから25000件前後で推移していて、
以降現在にいたるまで大きな変化はないです。
妻の苗字を選ぶケースがわずかながらも
増えているのは、婚姻の総件数が減っているからです。
この中には「結婚改姓しなければならないなら、
結婚しない(婚姻届けを出さない)」という女性も
少なからずいることが予想されます。
全体の婚姻率を見ると、近年は減少を続けています。
2000年ごろは人口1000人あたり
6人程度でしたが、2020年代は
人口1000人あたり4人程度に減っています。
結婚しないかたが増えているのは事実です。
「結婚する率(婚姻率)はどう変わっている?データから考える現代の結婚観【2023】」



それは認知バイアスかもしれないです。
男性で改姓したかたはめずらしいので、
いると印象に残りやすいと思います。
それで実際以上にたくさんいるような
印象が残るのではないか、ということです。
再婚のかたが多い可能性も考えられます。
夫婦の双方が再婚だと、妻の苗字を選ぶケースは
10%程度になります。
全体平均の5.5%よりは多いので、
再婚のかたが多ければ、男性の改姓は「もっと多い」
という印象になることは考えられます。
改姓した男の人さんの場合、「言いやすい」
「言いたい」ということはありそうです。