改姓したくなかった」という、
日経新聞の調査をご紹介しました。
「半数以上の既婚女性が改姓したくなかった」
この調査では、選択的夫婦別姓の
是非についても直接訊いています。
「「「別姓選びたかった」既婚女性の半数超 日経読者調査」
残念ながら、会員登録なしで読める部分は
ごくかぎられていて、選択的夫婦別姓の
是非についての記述は出てこないです。
公開されているのは、ツイッターで配信された
日経新聞の公式アカウントが載せている画像です。
ここに選択的夫婦別姓の是非の結果を
図示したものが出ています。
「別姓選びたかった」既婚女性の半数超https://t.co/Q0Opg3FnuR
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) March 6, 2025
選択的夫婦別姓について、読者約2300人にオンライン調査しました。制度に賛成は63%でした。#国際女性デー pic.twitter.com/PJwblyd2mk
女性は20-40代では75-80%近くが、
選択的夫婦別姓に賛成しています。
反対は10%に満たないです。
50代でも70%ほどが賛成で、反対は10%程度です。
女性で選択的夫婦別姓に賛成するかたは、
圧倒的多数であると言えます。
男性は女性とくらべると賛成が少なくなり、
50%程度になっています。
反対は多くなって25%程度です。
それでも選択的夫婦別姓に賛成のほうが
はるかに多数であるとは言えます。
このジェンダー差は「わかりやすい」です。
このくらいはっきりしている調査は
あまりないように思います。
女性は自分が改姓する可能性を意識します。
また同じ調査で52%の既婚女性が
望まない改姓をしていることがわかっています。
選択的夫婦別姓が実現すれば、女性が望まない
改姓をしないですむ可能性が高まります。
選択的夫婦別姓に賛成する女性が
多くなるのはごもっともなことです。
男性は「妻に望まない改姓をさせて
自分の苗字で夫婦同姓にしたい」と
考えるかたがいるのでしょう。
そうした男性が選択的夫婦別姓に反対する
必要があると考えることになります。
そのような「妻に望まない改姓を
押し付けたい男性」が一定数いるために、
男性は反対が多くなることになります。
この調査は、男性は20代から50代まで、
目立った世代差はないです。
なので「妻に望まない改姓をさせて
自分の苗字で夫婦同姓にしたい」という男性は、
世代に関係なく同じ程度の割合で
存在すると考えられそうです。



選択的夫婦別姓は実現しない、理不尽な現実。
反対派(非共存派)はそれだけ権力を持っている
ということなのでしょうけれど。