わたしが、メインサイトで書いている、選択別姓推進の
インターネットの市民団体も、自分たちだけの世界に浸っているうちに、
非常識になった、典型的なサンプルだと思います。
そのひとつに「実現協議会」という団体があります。
つぎのエントリは、おそらく「実現協議会」のことと思いますが、
こんなことを言われていながら、反省は見られないようです。
http://macska.org/article/123
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/cynicism.html
「無規範なシニシズム」を書いたのも、macskaさまですが、
はじめて見たとき、わたしは、外部のかたながら、
的確に問題点を押さえていると、感心したものです。
(内部の人が書いたのではないかと、思ったかたもいましたし。)
macskaさまは、市民運動にかかわったことが、たくさんあるようで、
市民団体のおちいりやすい傾向にも、かなりくわしいみたいです。
もうひとつ、わたしがおつき合いしていた「氏名の会」があります。
市民団体がインターネットを使っていると、たまたま外部の人が見つけて、
意見を言うこともときにはあるのですが、「氏名の会」は、
本当に第三者から非常識でおっかないと、言われたことがありましたよ。
(たぶん、ファイトバックより、もっとずっとひどいと思います。)
ところが、彼女たちは、それを真摯に受け止めることがなく、
だまって無視を決め込んだだけでした。
結局、「氏名の会」は、目的を達することなく消滅してしまいました。
市民団体が、自分たちだけの世界に浸っていると、
「自分たちこそ正義」という確信も、強く持つようになって、
ますます外部の人を遠ざける雰囲気になったりもします。
そのような確信によって、態度が強引になったのがつぎの例でしょう。
「政治活動昔話」
http://homepage2.nifty.com/seijisanka/mukashi.htm
さらには、「自分たちは、政治活動をしているからエラい」とも、
うぬぼれるようになったりして、もともと手段のはずの
政治活動自体が、目的になったりもしてくるようです。
ここまで来ると、意見の異なるものをばかにしたり、
外部からの異論を積極的に排除するようにもなってきます。
選択別姓の団体「氏名の会」も、この傾向はかなりありました。
政治家に働きかけている自分たちは、エラいと言わんばかりの、
選民意識がありましたし、また「批判だけの評論家はいらない」と言って、
ことあるごとに、都合の悪い意見を封じたりもしていました。
こんなことを続けていると、自分たちの「正義」に対して、
ますます無反省になることは、想像にがたくないでしょう。
ひいては、「9.11テロはユダヤのしわざ」のような、
陰謀論や疑似科学を信じたりするのも、そのあらわれだと思います。
最後ですが、この問題について、わたしの伝言板に
メッセージをくださった、クロやさま、ありがとうございます。
「多様なカチカン」の記事など、わたしの書いたつたない文章を、
読んでくださって、まことにありがとうございます。
こういうのは反発を買うのではないかと、思っていたのですが、
好意的に受け止めてくたさって、うれしいかぎりです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/58154358.html
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/hinekure/diverse.html
なんだか、お話が噛み合わないところがあったようで、
クロやさまには、もうしわけないです。
あと、macskaさまに反論された、ファイトバックのかたへの
わたしのメッセージが、手厳しかったかもしれないです。
2007年10月21日
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年次改革要望書 「郵政民営化」部分の訳
Excerpt: 米国の年次改革要望書はそのうち外務省の和訳が出るだろうと思ってましたが、やはり気になったのでちょっと読んでみました。 かなりな部分で前年2006年と同じ文面が見られたのですが、特有の用語は出てくるし、..
Weblog: とむ丸の夢
Tracked: 2007-10-22 20:58
>自分たちだけの世界に浸っているうちに、
そういえば、「結婚改姓を考える会」も、そうなのかな...?
内情にくわしくないので、あまりたくさんは言えないけれど、
なにしろ、「高市早苗さんに期待」ですからね。
http://taraxacum.seesaa.net/article/25095502.html
>「自分たちこそ正義」という確信も、強く持つようになって、
>ますます外部の人を遠ざける雰囲気になったりもします。
支持しているかたには、またまた恐縮ですが、
日本共産党は、自分たちの世界にひたって、正義を確信するようになって、
外部から浮き上がった政治団体の、きわみではないかと思います。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/jcp.html