民法改正法案に熱心なことでおなじみの、
民主党の小宮山洋子議員が、ペーパー離婚されたそうです。
『週刊新潮』12月13日号の、つぎの記事で紹介されています。
「「2度目の離婚」をした小宮山洋子議員の「別姓・別居・別会計」生活」
========
NHKの解説委員から、鳴りモノ入りで民主党の代議士に転身した
小宮山洋子議員(59)は、夫婦別姓が持論である。
ご自身の結婚生活もユニークで、13年前に再婚したご主人とは
「別姓・別居・別会計」というスタイルを貫いてきた。
それで夫婦関係が上手くいくのかと赤の他人が心配しても始まらないのだが、
今年10月、密かに離婚届を出していた。
========(リード)
それぞれ自分のお仕事があるというので、夫の根岸鋭氏は、
小宮山さんの選挙活動には、あまりかかわらずにいるのでした。
しかし政治の世界は、家族ぐるみでバックアップが一般的で、
支援者たちに、そうした根岸さんの態度を、
許さない雰囲気があり、批判もやかましくなってきたのでした。
また、小宮山さんの政敵からも、根も葉もないうわさを立てられたり、
怪文書を送られたりと、いやがらせも目立ってきたようです。
それで、離婚届けを出すことで、対外的に、
「夫婦でない」ことにしようと思ったのでしょう。
小宮山さんも、ずっと通称使用だったのですが、
判子をふたつ持ったりと、名前がふたつあることによる、
よくありがちな不便はあったのでした。
法律婚を続けていると、かえってめんどうという、
ご夫婦の思惑が一致したので、籍を抜きましょうとなったようです。
法律婚から事実婚に移行するだけで、書類の上だけの、
形式的な「ペーパー離婚」ということになります。
「籍を抜いたとしても、2人にとって何も変わらない
信頼関係があるから、これからも今まで通りの
パートナーでいると思います」と、小宮山さんは語っています。
『週刊新潮』の記事は、「本当は、夫婦間に決定的な亀裂が
あったのではないかと疑いたくもなるが」とか、
「やっぱりユニークというべきか。 摩訶不思議な離婚なのである」
なんてあって、これを書いた記者は、ペーパー離婚や、
事実婚のことを、よくわかっていないフシがあるようです。
記事の構成も「密かに離婚届を出していた」とリードにあるし、
小宮山さんの、1回目の「本当の」離婚を、
長く紹介しているので、「え!?」と思ってしまいます。
だいぶ先まで読んでようやく、なんのことはない、
ペーパー離婚だと、わかるようになっています。
世間的には、ペーパー離婚は、あまり認知されてなくて、
「摩訶不思議」と、おどろくべきことなのでしょうか?
(抵抗があって、なかなかペーパー離婚に踏み切れない、
というお話は、めずらしくなくありますが。)
そういえば、記事には「ペーパー離婚」という語が、
一度も出てきていないです。
ところで、1回目の結婚は、職場の同僚がお相手で、
このとき小宮山姓になったもののようです。
離婚しても旧姓に戻らず、「婚子続称」をしたのでしょう。
(2回目の結婚のときも、旧姓を名乗っている
理由から察するに、子どものためと思われます。)
最初の夫は、男性中心的な考えの人のようで、
洋子さんにあまり自由に、お仕事をさせたがらなかったようです。
子どものころから、男女の区別なく育ち、
自由に仕事を続けたかった、洋子さんとは考えが合わず、
このあたりが離婚の原因となったようです。(典型的ですが。)
ほかにも、いまの夫の根岸さんは、むかしのカレシだったとか、
子どものことを考えて、小宮山姓を名乗ることにしたが、
義母さんを安心させたくて、婚姻届けを出したとか、
2度目の結婚の「秘話」みたいなことも出ています。
ちょっと『AERA』を彷佛させる、内容かもしれないです。(笑)
2007年12月12日
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家庭内のアレコレを覗き見したい人が多いってことでしょうかね(笑)
これを書いたかた、別姓、別居、別会計と重なっているのが、
奇異的に映るみたいで、別戸籍がさらに拍車をかけたみたいなのよ。
彷佛した『AERA』は、こないだの野田聖子の「離婚の真相」です。
(「こんなことを記事にする」という意味では、
同じレベルじゃないかってね...)