2008年02月17日

toujyouka016.jpg 米兵が中学生を暴行(2)

すごいものを見つけましたよ。
クライン孝子氏というかたが、2月11日に起きた、
アメリカ海兵隊員による、沖縄の暴行事件について、
「おそわれた女子中学生は、基地反対派に送り込まれたものだ」
などという、あきれた陰謀論を展開していたのです。
「『正論』常連"クライン孝子"は、沖縄女子中学生をセカンドレイプして平気」
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/483413

クライン孝子氏のオリジナルの文章ですが、ご本人の日記からは、
すでに削除されているので、こちらをご覧ください。
「あの沖縄県民大会と関連して何かしら胡散臭い。」


クライン孝子氏は、『正論』や『SAPIO』によく寄稿していて、
日本会議が主催する講演会にも、招かれたことがあるそうです。
さらには、教育再生機構に対して、家族のきずなを取り戻すために、
「教育勅語」を復活させよとか提言したり、昨年のアメリカ合衆国議会による、
従軍慰安婦への謝罪決議にも反対しています。

こういうかたなので、このような陰謀論を主張する、
モチベーションがなんなのかは、想像にがたくないでしょう。
このほかにも、2004年のイラクの人質事件のときも、
デマを流した疑いがあるようで、かなりとんでもない人のようです。

posted by たんぽぽ at 21:48 | Comment(17) | TrackBack(2) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
ひどいもんですなぁ。そういうのが跋扈してんだもんなぁ。この国は。同じ女性が言うかなぁ。
Posted by べるの at 2008年02月18日 07:44
この人はドイツ在住ですよ。

まぁ日本人てぇのは基本的に単一志向ですからね。
海外で「外国人」として扱われるのに衝撃を受け、疎外感に苛まれ、過剰なまでに日本人としてのメンタリティを煽り立てることでバランスを保とうとする人は、そう珍しくはないのですが。
Posted by gallery at 2008年02月18日 18:34
そう言えば、マークス寿子という人もおりますね。
Posted by かつ at 2008年02月18日 20:46
べるのさま、galleryさま、かつさま
コメントありがとうございます。

女性でも、こういうひどいことを言う人がいるというの、
わたしは、(多少)見慣れてしまったよ...(悲)

クライン孝子って、わたしは、名前を聞きかじったくらいなんだけど、
ドイツに住んでいるというのは、調べているうちにわかりました。
(やはり、外国生活の疎外感からくる、過剰なまでの、
アイデンティティ維持なんでしょうか...?)

マークス寿子も、わたしは、くわしくないんだけど(苦笑)、
つぎのページによると、落合信彦と同じレベルみたいですね。
http://members.at.infoseek.co.jp/toumyoujisourin/jiten-otiai.htm
|そこに「落合信彦」「広瀬隆」「加藤諦三」「マークス寿子」名前があったら最後。
|多分、その人には「理窟」は通用しません。


ところで、沖縄の検定撤回の県民大会の参加人数だけど、
クライン孝子が引いているの、よく見たら『世界日報』じゃん。(笑)

|9・29検定撤回沖縄県民大会 「11万人参加」 実は4万強
|事実歪曲で「県民総意」演出、6月大会は4倍で発表
|http://www.worldtimes.co.jp/special2/okinawa929/main.html >>
Posted by たんぽぽ at 2008年02月18日 22:47
こんにちは。

>http://members.at.infoseek.co.jp/toumyoujisourin/jiten-otiai.htm
>|そこに「落合信彦」「広瀬隆」「加藤諦三」「マークス寿子」名前があったら最後。
>|多分、その人には「理窟」は通用しません。

思い当たるふしが(ため息)。

ご紹介の記事の最後の一文を読んで、そのUFO発見武勇伝、読みたくなりました。わくわくします(爆)。
Posted by 仲@ukiuki at 2008年02月19日 05:01
仲@ukiukiさま、コメントどうもです。

>思い当たるふしが(ため息)。

ご、ご愁傷さまです...
(ところで、記事にある「甘い臭いが出る棒」って、なんなんでしょ?)

>そのUFO発見武勇伝、

ははは...
(そういえば、どの本に出てくるのかな...?
題名までは書かれてないので、探すのがいささか大変かも。)
Posted by たんぽぽ at 2008年02月19日 22:48
こんばんは。

暴行事件に抗議する集会とキャンドルデモが、今日夕方、沖縄と国会前で予定されていたはずですが、どんな様子だったのか。テレビ・ニュースはイージス艦が漁船を沈没させた事故でもちきりです。根底でつながってる問題だと思うんですが……。

>(ところで、記事にある「甘い臭いが出る棒」って、なんなんでしょ?)

金の延べ棒あるいはキャッシュのことかと思いましたが、検索してみたら、どうも色仕掛けのことみたいです。大人限定の小説とかで使われる俗語みたい……。検索しなきゃよかったかもorz。

>題名までは書かれてないので、探すのがいささか大変かも。)

ナチス、UFO、落合信彦で検索してみました。
『20世紀最後の真実』でほぼ確定ですね。書店での立ち読み候補に足しておきます。

Posted by 仲@ukiuki at 2008年02月19日 23:50
>『20世紀最後の真実』

これの元ネタは、エルンスト・ツンデル(アーネスト・ズンデル)というナチおたく。
当然ながら、歴史修正主義者であります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%92%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88

ちなみにこの人、矢追スペシャルで視聴者を爆笑させたナチ製作のUFOの元ネタにもなってますが。
http://kokis.client.jp/noby/books/20saigo_sinjitu.html
Posted by gallery at 2008年02月20日 18:43
>ちなみにこの人、矢追スペシャルで視聴者を爆笑させたナチ製作のUFOの元ネタにもなってますが。

http://jp.youtube.com/watch?v=PD2S3J401lI
ですね(^^;)。ここで出てくるUFOの写真、と学会の本で見た記憶があります。
Posted by 仲@ukiuki at 2008年02月20日 20:00
仲@ukiukiさま

>集会とキャンドルデモ

あまり、大きくは取り上げられてないですね。
やっと見つけたのが、つぎの記事くらいかな...
「アジア女性資料センター」のサイトが、
もしかしたら、デモのようすを、記事にするかもしれないです。
http://www.asahi.com/national/update/0219/SEB200802190006.html
http://www.ajwrc.org/modules/news/article.php?storyid=381


>大人限定の小説とかで使われる俗語みたい

わたしも、わいろかな、なんて思ってましたよ。(苦笑)

(というか、そういうものでしたら、たんぽぽは、
純粋培養なので(うそ)、絶対にわからないですね。(笑)
「なんなんでしょ?」なんて、無防備に訊いちゃって、
もろ「おぼこ娘」って感じですね、わたし...(苦笑))

というか、しょうもないものを、調べさせるはめにしちゃって、
どうもすみませんです、はい。

>『20世紀最後の真実』でほぼ確定ですね。

おお、こちらもお調べになりましたのね。(すごい、すごい。)
Posted by たんぽぽ at 2008年02月20日 21:55
galleryさま

いつも情報をお寄せくださって、ありがとうございます。

『20世紀最後の真実』は、とんでも本か、疑似ノンフィクションと
割り切って読むとおもしろそうだと思っていたけれど、
元ネタは、相当にやばいしろものだったりするのね...
(こういうのをねたにして、本を書く人って、よくわからない...)

ご紹介のこのサイト、「もっと詳しく知りたい方は
奥菜秀次氏の本のお薦めします。」とありますね。
(奥菜秀次というと、『陰謀論の罠』を書いたかただけど、
ずいぶん前から、反ユダヤ主義とかに批判的だったのね...)
http://kokis.client.jp/noby/books/20saigo_sinjitu.html
Posted by たんぽぽ at 2008年02月20日 22:02
実は、奥菜秀次氏の『落合信彦 最後の真実(鹿砦社)』も、『トンデモ本の世界R』で採り上げられてたりします。
別に内容がトンデモなのではなく、落合信彦の詳細な研究本としての扱いですが。ただ、この本、普通では考えられない誤植が大量に存在するので、それだけで危うくトンデモ本と化すところだったとか(笑)
Posted by gallery at 2008年02月20日 22:51
情報、またまたどうもです。

>奥菜秀次氏の『落合信彦 最後の真実(鹿砦社)』も、
>『トンデモ本の世界R』で採り上げられてたりします。

この記事で、「落合信彦は、と学会で取り上げられていたっけ?」と
書いていたけれど、やっぱり取り上げられていたのね...
http://members.at.infoseek.co.jp/toumyoujisourin/jiten-otiai.htm

ウィキペディアとか調べたんだけど、奥菜秀次氏は、
落合信彦の批判を、熱心になさっているかただったのね。
このかたは、ご自分の略歴を明かさないのが、スタイルのようだけど、
アメリカ現代史専攻とあるので、その道のプロみたいですね。
(『陰謀論の罠』の緻密さは、しろうとでは難しいでしょうしね...)
Posted by たんぽぽ at 2008年02月21日 22:51
クライン孝子という人、
イージス艦の事故でもまったく同じようなでたらめメールを次々紹介していますよ。
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/
http://www2.diary.ne.jp/user/119209/
こんな擁護論を展開されては、さすがに自衛隊の方も迷惑なのではないかと思いますがね。
Posted by かつ at 2008年02月22日 00:42
クライン孝子は、なんでいつも「メールの引用」なんでしょうね?
自分で書いているんだと思うけど、やばいことを言っていると、
内心では思っているのかな...?

それとも、単に文章としてのスタイル、というだけなのかな...?
Posted by たんぽぽ at 2008年02月22日 22:25
http://blog.goo.ne.jp/daijishoji
このブログ、よく読むと確かにおかしな感じがしますね。
メール引用はいざというときの言い逃れと、
自分には支持者やファンがいるということの誇示、
それに一人掛け合いで、枯れ木も山のなんとか状態を演出することとか
ついでに、別人名のブログも作って、ウェブ世論を誘導したいとか?
Posted by かつ at 2008年03月01日 01:17
かつさま

クライン孝子氏に、メールを送っている、
というかたのウェブログのご紹介、ありがとうございます。
動機はおそらく、おっしゃるようなことでしょう。
別人と思わせることで、いろいろといいことがあると思ったんでしょう。

前のコメントで、「単に文章としてのスタイル」なんて、
わたしは言っていたけれど、これはなさそうですね。
(このときは、メールを送っている人の、
「自分の」ブログもあるとは、知らなかったのだ...)
Posted by たんぽぽ at 2008年03月01日 11:32

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