読売オンラインの「大手小町」のコーナーにある、
「とれたて!ミックスニュース」で、『どうなる 選択的夫婦別姓』
というタイトルの、2回続きのコラムがありました。
「五輪の舞台も旧姓で 広まる「通称」、法改正議論再び」
「事実婚子に不利益「非嫡出子」規定、高まる問題意識」
3月21日の「上」では、土佐礼子氏という、
マラソン選手のことが、紹介されています。
結婚してからも、旧姓で選手活動を続けていらっしゃるのですが、
こんどの北京オリンピックも、旧姓を使うので注目されたようです。
オリンピックに出場する、マラソン選手としては、
既婚女性としても、はじめてだそうです。
オリンピックに出るとなると、パスポートが必要になります。
ということで、2006年から、すべての職種に関して、
旧姓併記ができるようになったことが、触れられています。
このほか、さまざまなところで、戸籍の苗字を使わされることが挙げられ、
最後に、「mネット」の坂本洋子氏のコメントがあります。
「下」は、わりと一般的な選択別姓と、婚外子差別のお話でしょうか。
仕事上さまざまな不便があるので、事実婚にしたが、
子どもが非嫡出子になるので心配がある、という内容になっています。
あとは、婚外子差別についてのことで、出生率の高い欧米諸国は、
婚外子の割合も多い、といったことも触れられています。
それから、写真が出ていますが、3月20日と3月23日にご紹介した、
mネットの院内集会、「与・野党の枠を越えて」のようすですね。
「今国会での法案「初可決」への期待も高まっている」とあって、
参院で野党が多数になったことで、期待されているようです。
この記事は、これでよいのですが、ほかの新聞には記事はないですし、
ネットを見ても、いまひとつ盛り上がりがないのですよね。
民主党が党内の議論をまとめたとか、集会を開いたとかいうだけで、
まだ法案提出したのではないので、関心がうすいのかもしれないです。
(選択別姓反対派に見つかって、騒がれないのはいいことかもしれないけど。)
参院で民主党が第1党になって、参院だけでも、可決の可能性が、
ずっと高まったのですし、もうすこし民法改正のことが、
ちまたで話題になってもよさそうに思います。
それとも、衆院で依然として、自民党が多数派なので、
まだまだ可能性が見えない、ということなのでしょうか?
自民党が、民法改正の党議拘束をはずして、自主投票にする可能性は、
まずないだろうと、わたしも思いますが。
(「衆院で自民党を説得すれば可決するから」と言って、
なまじ自民党に期待しようという動きが、
強くならないのは、結構なことかもしれないけれど。)
2008年03月25日
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「夫婦別姓」の記事が久々登場!!
Excerpt: 3月21日、22日読売新聞(朝刊) (上)どうなる 選択的夫婦別姓〜五輪の舞台も旧姓で 広まる「通称」、法改正議論再び (下)どうなる 選択的夫婦別姓〜事実婚子に不利益「非嫡出子」規定、高まる..
Weblog: Tarteでハッピーに!〜妊婦ミッチのブログ
Tracked: 2008-03-27 01:43
今昔物語の「母親殺し」
Excerpt: 岩波書店から毎月出されている小冊子で,「図書」という名前が付けられているものがある.冊子の半分は岩波図書のリストなんだけど,初めの半分にはいろいろな人の小文が載せられている.私は毎月それが黙っていて..
Weblog: アルバイシンの丘
Tracked: 2008-03-27 12:01
おぉ〜!とニンマリしたものです。
来月出産を控えていますが、今でも気持ちは変わらず、入籍はしないまま婚外子としての出産を考えています。
非摘出子であることで、どのような差別を受けたのか、実際の事実婚先輩方の体験談(意見)が聞きたい今日この頃です。
コメント、どうもありがとうございます。
>我が家で購読している読売新聞で、
おおおお、紙面でご覧になったのですね。
読売新聞は、以前は選択別姓の記事は、よく取り上げていたんだけど、
政権が安倍になったころから、鳴りを潜めてしまい、
毎日に取って変わられた感じに、なっていたんですよね。
ひさびさに、リンクの記事を見つけて、また熱心に取り上げるかな、
なんて、ちょっと期待したんだけど...
(それ以上に、参院で野党が法案を提出することを、期待するけど。)
>来月出産を控えていますが、
貴ブログのお腹の写真、拝見させていただきましたよ。
元気なあかちゃんを産んでくださいね♪
>実際の事実婚先輩方の体験談(意見)が聞きたい今日この頃です。
よく引き合いに出されるのが、福島瑞穂氏の娘さんが、
「わたしはヒチャクシュツシだ」と、自分で言っていたことですね。
見ただけでは区別がないし、日常的には、どうということはないのかな?
非嫡出子ばっかりだと、競合する嫡出子がないので、相続差別もないですし...
でも、このためだけに、婚姻届けを出すかたもいるし、気にはなるところですね。
(残念ながら、わたしは経験がないので、なんとも言えないです...)