2008年05月04日

toujyouka016.jpg 悲劇のヒロイン

なんとしてでも、自分が「みんなの中心」にいようとして、
いやなことがあると、「悲劇のヒロイン」を演じて、
みんなの同情を買おうするタイプについてのお話です。
(あなたの身近にもいたりしないですか?)
「既視感の「女の子」」
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-428.html

こういう「女の子」は、もっぱら女性に見られると思っていたのですが、
男性にもいることを、わたしは最近知ったのでした。
つぎのエントリの、まんなかあたりで紹介されている、
自称「イカしたおやじ」が、そのひとつのサンプルのようです。
「悲劇のヒロインと、かわいそコーラス隊」
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/51389721.html

 
========
こんなオヤジは、女性から冷静に間違いを指摘されると、
たいてい、ぶっちぎれるね。
しかし「女なんぞにバカにされたので、腹が立つ!」と認めるわけにはいかない。
だから「キミの言うことはもっともだけど、その言い方はどうだろう?」
なんて、すごく不愉快そうに言ったりする。

しかし本人は「イヤな女に嫌がらせをされた可哀想な自分」と思っている。
先ほどと、同じ構図。
男版「悲劇のヒロイン」。
========

ずっと気になっていて、あたまの片隅にあったことなのですが、
わたしの場合も、「女のくせに批判したのでむかつかれた」
というのも、あったりするのでしょうか?
(そう思って、このエントリのコメント欄を、ちらと読み返す。
いやいや、あくまで、「証拠ふじゅうぶん」なんだけどさ...)

ああ、いやいや、gegengaさまのエントリには、
「例えば(あくまでも例えば、だが)」とあるのでした。
だから、一般論であって、特定のだれかを指してはいないのですね。
(よって上述は、わたしの気のせい、ということにしておきましょうね♪)


posted by たんぽぽ at 22:43 | Comment(12) | TrackBack(4) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
間違いなくありますよ。
いわゆる「女のくせにっ」ってやつですね。
しかし絶対に勝てる喧嘩を仕掛けて食い付かせるには有効な武器ですよ。
自分の場合は最初からスルーされちゃう事が多いです。
Posted by barracuda at 2008年05月05日 03:34
barracudaさま、いらっしゃいませ。
コメント、ありがとうです。

やっぱり、そう思うのね。(うふふ...)

ほかにも、わたし、「こんなことをするのは、男性が相場なので、
本当は男か女かわからない」とも、言われたことがありましたよ。
(ちなみに言ったのは、年輩の男性です。)
これは、わたしに対する、侮辱でもあるんでしょうけど、
「女にやられたと思いたくない」と、自分を納得させたいのも、
あるのかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2008年05月05日 11:58
>「女にやられたと思いたくない」
「女のくせに」という男性は
男であることにしがみつくしかない無能な人間だ
と、中学生のころから母に教えられてました
母の言うことが全部正しいなんて、言いませんけどね(笑)
Posted by さくら at 2008年05月05日 15:19
さくらさま
コメント、ありがとうございます。

>男であることにしがみつくしかない

結局は、そういうところへ行きつくんでしょうね...
(うふふ...)

どうも、わたしは、思ったより、「女だから」という理由で
見下されているのでは、という気が、だんだんと強くなっていますよ。
Posted by たんぽぽ at 2008年05月05日 23:37
そう言えば、「女にしとくにはもったいない」という、おまえそれで誉めてるつもりかよ? って言い方もありますね。
Posted by うちゃ at 2008年05月06日 00:52
うちゃさま、こんにちは。
コメントありがとうです。
(前にも、一度お越しくださったかな...?)

>「女にしとくにはもったいない」

「才能があっても、男でなければやっていけない」と、
言われているようだし、女性としてのアイデンティティが
否定されているみたいなんですよね...

(女性が社会で活躍する機会が、ほとんど閉ざされていた時代でしたら、
一定の肯定的意味にも、なったんでしょうけど。)
Posted by たんぽぽ at 2008年05月06日 13:39
こんにちは、お久しぶりです。
遅ればせながら、「地雷」開陳してみました。
「女性」問題だと思うので、大分時期を外していますが、この記事にトラックバックさせていただきますね。

幼い頃は乱暴者で女の子泣かす機会が多かった分でしょうか、嫌だなぁ「悲劇のヒロイン」。
「お前に何が分かる」って気持ちになっちゃいます、私。
「「周辺」でヒステリー起こすブスでいいってば。無理に「女の子」の位置に据えないでくれる?」
…みたいな。

…余談ですが、「女の癖に」と、「女だからこそ」って、紙一重な気がしています。
Posted by 七重 at 2008年05月08日 14:53
七重さま、こんにちは。
コメントとTB、ありがとうございます。

TBくださったエントリ、拝読させていただきました。
(のちほど、そちらにうかがって、コメントさせていただきますね。)

ちょっとだけコメントするけど、おっしゃるとおり、
旧式の女性観に、もどっているだけだと思います。
それに加えて、(水葉さまは、そうは思ってないようだけど)、
らんきーサイドの「反知性」が、女性的だも言っているわけで、
これは、わたしも、気分を害しましたよ。
先人たちの努力に対して、冒涜的でもあると思います。

前にわたしは、「男性対女性という図式になってない」って、
書いたんだけど、それ以上の考察をしなかったんですよね...
(でも、わたしがスルーしたから、七重さまに考察する機会ができたのかも?)
http://taraxacum.seesaa.net/article/93947866.html


>嫌だなぁ「悲劇のヒロイン」。

「悲劇のヒロイン」に、しばしば悪役にさせられたと想像します。

>「女の癖に」と、「女だからこそ」って、

「男性から見た女性」のネガとポジですね。
(「魔女と聖女」というか、「イブとマリア」というか...)
Posted by たんぽぽ at 2008年05月08日 22:46
エントリ御笑覧下さり、ありがとうございます。

>女性観〜

実は私自身はあまりそういう方向で育てられなかった(あるいは意識しなかった)のですけれども、それも先人の努力もあるでしょうね。
…実感の差には、世代の違いもあるんでしょうか。

考察の方向性が被っちゃいましたけれども(というかこれを考えていた方は一杯いると思うのですけれども)…私の独自路線ということで、ご容赦いただければと思います(汗)

>悲劇のヒロイン

性格悪いので悪役にされるのは自業自得なのですけれども…「泣けば済むと思っているのか」思考もあるので、「周囲にいて欲しくない」という以上に「なるもんか」と思っています。

>「魔女と聖女」

実はその辺も意識して書いたのですが、リンクするほど記事の中身に反映できなかったかな、と思って参考図書のレビューへのリンクを繋がずにいておりました(^^;
こちらです。

http://blog.livedoor.jp/nanae_ll/archives/50820496.html
Posted by 七重 at 2008年05月09日 13:47
こんにちは、コメントありがとうです。

>私の独自路線ということで、ご容赦いただければと思います(汗)

ああ、いえいえ。
もちろん、あなたの独自路線、ということで結構ですよ。

ガウスという数学者は、若い人が、苦労して出した
研究成果を聞くと、「すばらしいです、私が若いころ達した
結論と同じです」なんて言って(本人は誉めているつもりだけど)、
その若い人に、いやな思いをさせていたというけれど、
それと似たようなことを、しちゃったかな?(苦笑)

>参考図書のレビューへのリンクを繋がずにいておりました(^^;
>こちらです。
>http://blog.livedoor.jp/nanae_ll/archives/50820496.html

あら、その本、わたしも知ってますよ。
(というか、それを意識して、
「男性からみた女性のネガとポジ」と言ったのだった。)
Posted by たんぽぽ at 2008年05月10日 16:00
おはようございます…遊んでいてうっかり徹夜明けです(苦笑)

>独自路線〜

いえいえ、確かに研究で公開されているものだったらそういう感覚にもなるかもしれませんが、出遅れた上で「同じ」ものを公開してしまうと、今回は「横取りした」みたいな罪悪感を感じる、みたいなケースですから(汗)

>参考図書

あら、ご存知でしたか。
なかなか強烈な女性史ですよね、これ。

「イヴ」の価値観しかない中に現れた「マリア」の価値観は、当時は救いだったのかもしれませんけど…枠にはめようという圧力がかかるのは迷惑なことこの上ないですね。
…だったら私は「イヴ」でいい、と思っています。
Posted by 七重 at 2008年05月11日 10:00
七重さま、またまたレスありがとうです。

>>参考図書
>あら、ご存知でしたか。

でも、この本、あまり話題にならないですね。
古い本なので、目立たないのか、それとも、女性問題の本ではなく、
西洋史の本と思われちゃうのか。


>なかなか強烈な女性史ですよね、これ。

じつは、はじめに読んだとき、わたしは不覚にも、
言わんとしていることが、よくわからなかったのでした...(苦笑)

だいぶあとになってから、「男性から見た女性」の
ステレオタイプなんだなと、気がついたしだいです。
(でもって、「女性のありかた」とは、
こんなにも狭いものなのかと、軽いショックを受けたけれど。)

そしてそれから、わたしは、「女性ならではのすばらしさ」
なんてな調子で、持ち上げてられるのを見ても、
どこか警戒するようになってしまいました。
Posted by たんぽぽ at 2008年05月12日 23:20

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