2009年01月18日

toujyouka016.jpg 選挙予想

『週刊朝日』09年1月23日号では、政治評論家の森田実氏が、
つぎの総選挙では、自民192議席、民主223議席と予想しています。
また、『週刊文春』09年1月15日号では、宮川隆義氏が、
自民149議席、民主280議席と予想しています。
http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51078764.html
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/011a77816a005a63de863a9ce1734f9c

宮川予想が、民主に甘くしているのは、すぐに察しがつき、
いくらなんでも、民主党は280議席は取れないだろうと、
これをご覧のみなさまは、お考えのことと(たぶん)思います。
わたしも、『週刊文春』だから、こうなんだと思います。

ところが、こちらを見ていると、どうも民主が280議席の、
宮川予想を、信用なさる人が多いみたいです。
いささか心配なので、水をかけておくことにします。
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/ce6d0006826fa76500ff5fc050a402c3

 
ようするに、『週刊文春』は、「政府寄り」なので、
自民に辛く、民主に甘い予想をするのだろうと思います。
『週刊朝日』の森田氏は、ご存知のように自民に批判的ですから、
自民は甘くして、民主には辛い予想をするのでしょう。
どちらも、支持しているほうを、きびしく予想することで、
危機感を持ってもらおうという、「愛情」が入っているのだと思いますよ。

ついでですが、『週刊文春』の08年10月2日号では、
宮川予想は、自民141議席、民主280議席になっています。
さらに1年前の07年10月18日号では、自民197議席、民主224議席です。
http://lailai-hanyu.at.webry.info/200810/article_4.html
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/f31009c8119a240584dc070f031cbe33

それから、08年6月21日に、『日刊ゲンダイ』で報じられた、
自民党の独自世論調査では、自民党は190議席代です。
(この数字を見て、おそれおののいたらしい、
自民党関係者は、解散総選挙をさき送りに決めたそうだ。)
党の独自調査は、方針を決める都合から、バイアスをかけず
正確にやろうとするので、かなり信用してよいと思いますよ。
http://logs.dreamhosters.com/html/1/214/560/1214560635.html

『週刊文春』の07年10月の予想と、08年6月の自民党の独自調査が、
ほぼ同じ議席であることから、宮川予想がおしなべて、
自民に辛く、民主に甘いことは、察しがつくものと思います。

posted by たんぽぽ at 22:15 | Comment(4) | TrackBack(2) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
たんぽぽさん、ありがとうございます。このエントリーは本当に助かります。あの手この手で、引き締めのエントリーを書いているんですが、なかなか伝わっていないようです。これからもよろしくお願いします。
Posted by 下町の太陽 at 2009年01月19日 15:55
下町の太陽さま、いらっしゃいませ。
コメントくださってありがとうです。

しかるべきところでは、追い風が強く感じられて、
楽観的な予想がもっともらしく聞こえるのかな?
(週刊誌のバイアスくらいは、知っていてほしい気がするけど...)

前の参院選のこともあるし、自民党の底力がこわいことを、
あまり実感できないのも、あるのかもしれないです。

>これからもよろしくお願いします。

ああ、いえいえ。
こちらこそ、つたないエントリがお役に立てて恐縮です。
Posted by たんぽぽ at 2009年01月20日 21:25
(民主党側から見た)引き締めというと、極端なのは『サンデー毎日』ですね。ここは、いつも自民党系の選挙プランナー・三浦博史を使って、与党勝利の予想を誌面に載せています。
例)http://d.hatena.ne.jp/kechack/20080504/p1

でも、『サンデー毎日』の引き締めよりもっと悲惨な結果になったのが、2005年の「郵政総選挙」でした。小選挙区制主体だと、ちょっとの民意の振れがこういう結果を招いてしまうわけで、それが民主党側にメリットをもたらしたのが、一昨年の参院選でした。

率直に言って、私はこれは90年代の「政治改革」の失敗であって、選挙制度は「改悪」されたと考えています。前の中選挙区制の方がまだマシだったし、より好ましいのは小選挙区比例代表「併用制」でしょう(さとうしゅういちさんなどは、中選挙区比例代表併用制を唱えています)。

現行の選挙制度には、ちょっとしたハプニングで結果が大きく変わってしまうギャンブル性があり、現状では勝ち目の全くない与党は、神風狙いというか、ちょっとしたきっかけで民主党に失点が生じたタイミングで解散しようと狙っているんだと思います。それがない限り、彼らは総選挙を先送りし続けます。

でも、こんな馬鹿げた選挙制度にした原動力は、現在民主党の中枢にいる人たちだから、自ら蒔いた種というほかありません。将来的には、比例代表重視の選挙制度に再改革するしかないでしょう。
Posted by kojitaken at 2009年01月21日 22:35
>より好ましいのは小選挙区比例代表「併用制」でしょう

...??
よくわからないけれど、現行制度はそうなっていますよ...?


>前の中選挙区制の方がまだマシだったし

中選挙区制度は、55年体制時代の、政治不信と政治腐敗の
元凶のひとつですから、廃止しないわけにいかないものですよ。

中選挙区だと、ひとつの党が、ひとつの選挙区に、
何人もの候補者を立てますから、党内に「派閥」ができて、
選挙は政党間ではなく、派閥間の争いになってきます。
これによって、党としての政策に意味がなくなり、
政党間で、政策を闘わせなくなるので、
有権者にとって、投票の基準がわかりにくくなります。

かわりに、各派閥の候補者は、利権誘導というサービス合戦をして、
選挙民を引き付けることが有利になってきます。
これが政策競争を、ますますないがしろにさせていきます。


さらに、候補者は選挙資金を得るために、
外から組織のわかりにくい、派閥に頼るようになるので、
お金の流れもわかりにくく、不透明になってきます。

派閥は選挙で有利になるため、選挙民相手には
サービス合戦のお金を必要とするし、さらに組織を堅めるために、
「子分」を増やそうとして、お金をばらまきますから、
政治に莫大なお金がかかるようになり、
いよいよ政治腐敗が起きやすくなる、というわけです。

80年代の自民党では、「総理大臣になるには、
刑務所の塀を歩くようなものだ。
外側に落ちれば、首相になれるけれど、
運悪く内側に落ちれば、刑務所行き」と言われていました。
それくらい、違法行為につぎつぎと手をつけないと、
政治資金が集まらない状況だったのでした。
Posted by たんぽぽ at 2009年01月23日 00:40

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