わたしはしたことがあるので、そのお話をしたいと思います。
(前にもすこしだけ触れたことだけど。)
「人権的「夫婦別姓」慎重論 」
×第二迷信氏の主張していることは、簡単に言えば、
社会通念として、封建的な「イエ意識」がいまだにあるので、
その補強のために、選択的別姓制度が
悪用されるおそれがある、ということのようです。
イエ意識温存のための別姓制度の悪用とは、具体的にはなんでしょうか?
こういう意見は、わたしは、はじめて聞きましたよ。
日本では、男性の姓を名乗って同姓というケースが
いまもって多く、これが結婚すると夫のイエに入る感覚が、
いつまでも蔓延する原因にもなっています。
男性の姓に改姓すると、感覚的に夫の家のものになったみたいだ、
という女性のかたも、たくさんいるでしょう。
×第二迷信氏がエントリで書いている、男性の改姓が、
婿養子と誤解されるのも、戦前のイエ制度は、
結婚すると夫が家長となり、妻が男性の姓を名乗ると
決まっていたことの名残りにほかならないです。
選択的別姓制度が導入されれば、結婚しても、
夫の姓に改姓しない女性が増えますから、
こうした苗字に関する固定観念に、風穴を開けると思います。
×第二迷信氏の主張はむしろ逆で、別姓制度の導入自体が、
イエ意識の解消に役立つことになると思いますし、
実際そのために、導入を主張するかたもいると思います。
ところが、×第二迷信氏は、こんなことまで言っています。
「姓を変えてこまる」人たちだって、
本当にそれで生活にかかわるほど困るわけじゃない。
いっぽうで「悪用される」恐れは確実にある。
(2007/01/26 09:47:21 AM)
現実にいる困っている人たちを軽視までするのですから、
具体的にどう悪用されるのか、さぞかし簡単にご指摘できるのでしょう。
それで、わたしは、何度かお尋ねしたのですが、
×第二迷信氏は結局、はっきり答えてくれなかったです。
一人っ子どうしの結婚で「家名の存続」のため、
というかたの存在は、さしつかえないと思います。
別姓希望者全体の中では、比較的少ないようですし、
女性の氏名権確保という、もともとのモチベーションが、
脅かされる心配も、まったくないからです。
×第二迷信氏は、離婚のとき、妻を追い出して、
子どもを夫のイエが引き取るための口実にされると言ってもいます。
父親が子どもを引き取るのは、妻の浮気が離婚の原因だったとか、
妻が病気で子どもを見られない、というケースが多いようですよ。
イエ意識はこの際関係ないし、苗字も関係ないと思います。
「子供を引き取って育ててるパパさんへ」
「フィリピン花嫁」は、国際結婚なので別姓が原則
(同姓になるには手続きが必要)なだけでしょう。
相手がフィリピン人でなくても、どこの国の人でもおなじです。
苗字にかぎっては、「跡取りの嫁」は関係ないと思います。
おそらく、ありそうもないことや、可能性の小さいことを並べて、
×第二迷信氏は、「悪用される」と言っているだけと思われます。
「悪用される可能性が否定できない」なんて、
「反証不可能」なことを言って、現実にある不便は矮小化までして、
どこが「人権的」慎重論なのかと、わたしは思います。



「ぶっちゃけさあ、「イエ」から追い出す時には、同姓にしていようがしていまいが追い出すんじゃないの?」
…と思ってしまいましたです。まさか、「法律婚=同姓婚」でしかなかった今まではそんな事例がなかったわけじゃあるまいし。
もし「なかった」とか言い張るとしたら、それこそ「同姓にすることによる家族の一体感」論じゃないかなぁ、とも。単位が封建的な「イエ」から核家族になっているだけで。
>「ぶっちゃけさあ、「イエ」から追い出す時には、
>同姓にしていようがしていまいが追い出すんじゃないの?」
わたしも、そう思ったよ。
原因はべつにあるのだから、選択制別姓が認められたところで、
助長されることなど、ぜんぜんないんじゃないのって。
>まさか、「法律婚=同姓婚」でしかなかった今までは
>そんな事例がなかったわけじゃあるまいし。
>それこそ「同姓にすることによる家族の一体感」論じゃないかなぁ、とも。
「イエ」意識があって、「嫁」を追い出すことは、
現時点では、すべて夫婦同姓の家族で起きていますからね...
こないだの「選択的同姓制度」「夫婦同姓論者への12の質問」と
おなじことになると思います、はい。
http://taraxacum.seesaa.net/article/130950465.html
せっかく引き合いに出されてますので、コメントを。
私は、べつに「悪用されるおそれがある」からといって
「別姓制度に反対」しているわけではありません。
現実的に、「賛同意見」の中に、
少子化の中で「長男長女どうし」の結婚がふえて、「○○家」がなくなっちゃう対策、としての「別姓」意見はみられます。
(「目先の解決」をしても、ジュニアの世代にツケを先延ばしするだけなんですが)
「対立したもの」と考えるのではなく、
「家」にこだわらず、「たかが苗字」という意識を持つのが
民主主義の時代には必要だよ。
という意味で、「妻の姓にするのは嫌だが、別姓ならOK」
の発想の男性諸氏には考えていただきたい。
差別意識を「別姓」が助長する、という意味ではなく
そういう意識が「別姓」を利用する、という意味ですね。
(意識なんてものは、制度がどうあれ続くのが、たとえば「同和行政」で差別意識が解消しないようなもんで)
藤原家は名門だが、チビタ家は三流だから、
子供は藤原にする。三流の出身のまる子さんは藤原を名乗るな。
ってなことを言う人の圧力に屈する人はいるでしょ。たぶん。
そんな姑は相手にしなきゃいいだけのことなんですが、
「家がらを問題にする人」を無視できない、という人が今でもいますから。
それがあることも、天秤にかけた上での立法になります。
道路にしても学校にしても、プラスだけ見て作るのではなく、
プラスマイナスをちゃんと考えて、マイナス要因を防ぐ努力をふまえて作るものです。
封建的「家制度」では、「妻の姓」は問題にされません。
あの「篤姫」だって「徳川家の篤姫」であって
「徳川家定の妻・徳川篤」ではありません。
「お世継ぎの親」であるだけですから「妻の姓」など、どうでもいい。
北条政子とか日野富子とか、家制度の象徴的な政略結婚でも「別姓」です。
別姓が「風穴」をあけると期待するのは、期待はずれになりそうです。
意識改革のほうは、制度と別に進める必要がある、
ということを考えていただければありがたいです。
(別に進める、は、反対する、という意味ではないですよ。
そこばかり見てたら危険だよ、という意味で。)
私は、誰の要請でもなく、「長男で改姓」しましたが、
(理由は、「どうでもいいことは少数派」の主義)
「別姓賛成」の男性諸氏の何割が「妻の姓」にしてます?
(女性陣の夫のほうも)
> 私は、べつに「悪用されるおそれがある」からといって
>「別姓制度に反対」しているわけではありません。
「×第二迷信さんは、別姓に反対している」とは、
どこにも書いていないと思いますよ。
>少子化の中で「長男長女どうし」の結婚がふえて、
それについては、エントリで書いています。
なんでしたら、こちらもご覧ください。
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/fundament/necessity/succession.html
>藤原家は名門だが、チビタ家は三流だから、
家名の存続のケースで、名家が片方だけでしたら、
名家でないほうは、苗字を残したいと思わないでしょうから、
子どもを名家の苗字にしても、異論は出ないと思いますよ。
>「たかが苗字」という意識を持つのが
>民主主義の時代には必要だよ。
このお話が、どう関係あるのかわからないです。
でもお答えできるので、お答えします。
苗字+名前の全体で、意に反して変えられることなく、
それを名乗ることができる、「氏名権」を考えるのが、
多くの民主主義国で、必要とされていることのようですよ。
>封建的「家制度」では、「妻の姓」は問題にされません。
このお話も、どう関係あるのかわからないです。
(興味ないので、説明してくださらなくて結構です。)
このエントリの主旨は、あなたのおっしゃる
「別姓制度の悪用の恐れ」がありそうにないことばかり、ということです。
よって、「悪用の恐れ」がありえる根拠を、おっしゃっていただきたいです。
>別姓が「風穴」をあけると期待するのは、期待はずれになりそうです。
鎌倉時代と、戸籍法により同姓強制が自明のように定着した、
21世紀のはじめとでは、人の意識がまったく異なりますから、
別姓が導入されたときの影響も、まったく異なるでしょう。
>「別姓賛成」の男性諸氏の何割が「妻の姓」にしてます?
>(女性陣の夫のほうも)
この質問の意図もよくわからないです。
妻の姓にしなかったら、なんだとおっしゃるのかな?
夫の苗字を選んで夫婦同姓のかたが、
選択的別姓制度に賛成するのは、おかしいということかな?
それでしたらおかしくないし、むしろ好ましいことだと思いますよ。
問題は、「選択制」に賛成できるか、なので、
自分と関係ない人たちの利害に配慮できることになるからです。
エントリの主旨と関係ないことや、
意図がよくわからないことにもお答えしたので、
わたしからも、あなたにお尋ねしたいと思います。
>私は、誰の要請でもなく、「長男で改姓」しましたが、
>(理由は、「どうでもいいことは少数派」の主義)
>という意味で、「妻の姓にするのは嫌だが、別姓ならOK」
>の発想の男性諸氏には考えていただきたい。
あなたの言いたいことは、
「俺は男だけど苗字を変えたんだから、
苗字を変えたくないから別姓だ、なんて言うなよ、
おまえも苗字を変えろよ」ということかしら?
(「フレックスタイム」やら「派遣労働」やら、自由な出勤形態、自由な雇用形態ともてはやされる一方で、「企業に悪用されるおそれがある」、といったら「考えすぎ」と言われてましたが、今や実際にあちこちで「悪用」されています)
「ひのえうま迷信」など、100何年前にはほとんど問題になっていなかったことが、
マスコミの発達した時代になって、「○○さんが言ってる」が、「みんなが言ってる」にすぐかわります。
「夫婦別姓」を、
ただの「不便」問題としてとらえるのか、
「お家の存続」の問題としてとらえるのか、のスタンスですね。
「選択」なんだからどっちでもいい、と「自由」に考えられるのか、
考えられないのか。
封建的「お家制度」の意識は、いま残ってないのか?
「一人っ子どうし」の結婚のとき、
「お家主義なんてナンセンス」と笑い飛ばすのか
「別姓制度を使えばお家が存続できるぞ♪」と、考えるか。
いま97%が「夫の姓」の現実は「どっちでも自由」の制度の中での現実ですが、じっさい「自由」なんでしょうか?
>苗字を変えたくないから別姓だ、なんて言うなよ、
>おまえも苗字を変えろよ」ということかしら?
もちろん、言うのは自由ですが、
「結局、男は養子でなけりゃ苗字を変えないもんだ」という前提から抜け出せないような人が「別姓」を叫んでる人のレベルなのか?
という、「単なる疑問」です。
わたしは、つぎのように書いています。
「おそれがない」と「断定」しているのではないですが?
========
おそらく、ありそうもないことや、可能性の小さいことを並べて、
×第二迷信氏は、「悪用される」と言っているだけと思われます。
「悪用される可能性が否定できない」なんて、
「反証不可能」なことを言って、現実にある不便は矮小化までして、
どこが「人権的」慎重論なのかと、わたしは思います。
========
それで、わたしが、お尋ねしたことはどうなりました?
お答えしてくださいね。
========
よって、「悪用の恐れ」がありえる根拠を、おっしゃっていただきたいです。
========
途中のパラグラフは、主旨がよくわからないです。
前のコメントはお答えしましたが、主旨のわからないコメントに
かけられる負担はないので、お返事はしないことにします。
>という、「単なる疑問」です。
わたしは、「単なる疑問」を提示してくれと、言ったのではないです。
今度は、わたしの質問にお答えしてと、言ったんです。
ぜひ答えてくださいね。
========
あなたの言いたいことは、
「俺は男だけど苗字を変えたんだから、
苗字を変えたくないから別姓だ、なんて言うなよ、
おまえも苗字を変えろよ」ということかしら?
========
質問は私のほうでしていただければ結構です。
「別姓でイエ制度」は、実際に韓国などでは「当たり前」に行われていることですから、
日本で「ありそうにない」という根拠のほうを提示していただかなければ話になりません。
>苗字を変えたくないから別姓だ、なんて言うなよ、
>おまえも苗字を変えろよ」ということかしら?
もちろん、言うのは自由ですが、
「結局、男は養子でなけりゃ苗字を変えないもんだ」という前提から抜け出せないような人が「別姓」を叫んでる人のレベルなのか?
という、「単なる疑問」です。
はじめから、引用したのが間違いですから、記事ごと削除されることをおススメします。
私は、べつにここに来る義務はありません。
(単に、TBを貰ったから来ただけです。)
家制度は70年以上前に消滅したはずなのになぜ70以下の人もシステムを知っているのでしょうか。
僕の場合、今の仕事についてから昔の家制度のおおまかなシステム(特に戸籍について)をしりました。
むかしのエントリにコメント、
ありがとうございます。
>第二迷信の考えがよくわかりません
わたしにもよくわからないですが、
「中国や韓国は嫁を家に入れないから
夫婦別姓」という反対派(非共存派)に
よくある意見と同種かもしれないです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/459553055.html
>なぜ70以下の人もシステムを知っているのでしょうか
That's a good question.
わたしにもよくわからないですが、
過去に実在したイエ制度ではなく、
「第二迷信」や反対派(非共存派)の
あたまの中にある「妄想」の
イエ制度かもしれないです。
反対派(非共存派)たちの信奉する
「戸籍」が実在のものではなく、
彼らの妄想の産物であるのとおなじような
ことではないかと思います。